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葬儀司会が過剰すぎる演技、いまだに泣かそうという理由がわからない

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葬儀場での司会者の役割は、感情を表に出さない厳かな司会進行が、一番尊われて行われるべき立場となります。

しかし、未だに「お涙ちょうだい的」な女性司会者が多く、ナレーションがとても不快を感じる会葬者も多いようです。

実際のところ、この大げさともいえる演技司会はある時期とても流行ったかもしれません。

特に大阪ではこれを商売としている有名な葬儀社もあります。

だが、各地域地方に存在する葬儀社にとって、ナレーションなど演技司会はそれほどの人気はないのです。

そんな葬儀司会が過剰すぎてきた背景には一体何が原因だったのかについてフォーカスしてみました。

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葬儀司会者は派遣かどうかで価値観が変わる

葬儀の司会者は2通りに分けられ、葬儀社の従業員が司会を担当する場合と、派遣会社からの外注による場合とがあります。地方によって葬儀形態が違うのはおわりかと思いますが、司会者もそれぞれに個性ややり方も違ってきます。

だが、未だに葬儀司会者で大げさとまでは行かなくても、コテコテのナレーションをしている方は少なくありません。

それは一体なぜでしょう。

葬儀司会を長年やってきた方は、最初に司会を教育され 身についたやり方がずっと残ったままになっているケースが多いですよね。その影響から、その依頼された葬儀社にない司会やナレーション手法を見せてしまう傾向にあります。

特に外注になると、葬儀社母体から葬儀司会の代金を頂いているので、普通以上の喋り方をして差が出るようにしています。また沢山の言葉を喋って、葬儀社側から認めて貰おうというアピール精神も大きいようです。

確かに一生懸命やるのはご尤もなことです。だが感動や泣かそうというナレーションが一般会葬者に見え見えになってしまうと、その会場内はとても冷ややかな雰囲気になってしまいます。

葬儀の司会はあくまでも進行役であり、次は何をするのか順を追ってご案内をするのが基本。その一つ一つを正確に遺族親族や会葬者に伝え、会場内で行動して頂ければいいわけです。

コテコテのナレーションではなく、葬儀社本来の司会者のように淡々と進行していくのが一番いい方法ではないでしょうか。

葬儀司会を外注にする経営方針は

葬儀の司会を外注に任せている葬儀社も全国に数多く存在していると思います。その外注の司会者は、果たして葬儀社からして尊敬や理解をされているのでしょうか。

本来、葬儀司会を外注にするためには、葬儀社自身が、葬儀司会の仕方、宗派の考え方など様々な知識を習得しておかなければならないはずです。

自分の所でも、しっかり司会やナレーションを組める葬儀社になっていないといけません。それを、外注すれば特に教育はしなくていい宗派の違いも考えなくていい。外注を上手く調整するだけだから細かい個々の知識までは要らないとか、そんな風に考えている葬儀社になっていませんか。

そうだとすると、それだけでは葬儀全体を滞りなく安全に回してはいけません。葬儀社は、外注司会の上に立つ立場です。外注の管理をするためには、いろいろと勉強をしないといけないはずです。

葬儀司会が過剰すぎる演技

 葬儀司会を外注にする危険性

稀に外注の司会者を使ったことにより、おかしなナレーション台詞や案内がたまに出るシーンがあります。会葬者に何げない司会台詞が、あたかも強制的にやれという不思議な意味にとられてしまう危険性が多いのも事実です。

お別れのナレーション台詞などは遺族中心です。『最後だから・・・お顔を見て上げて下さい!』などと義理で来場している人にまでも言ってしまう。

大きなクレームにはならなくても一部の人達は『それはおかしい!』と言って帰ってしまうことにもなりかねません。その葬儀社の信用を失う原因にもなってくるわけです。

それを感じ取れなかったり、ちょっとしたことでも会葬者の感受性を理解できないようではいけないのです。固定化された葬儀司会の文言やナレーションは、他の葬儀社でも同じく行っているわけです。

あくまでも信用を守るために、会員様が一人でも離れて行かないようにしなければいけません。そのためには、葬儀司会の流れや言葉遣い、指示する言葉ならその言葉で間違いはないか。

その都度、司会案内の文言を見直す作業を進めていきながら勉強していくべきと思います。常に葬儀業務の改善性が無くては問題です。

ましてや5年周期ではなく今や1年周期で時代は変わっています。その時代時代に合わせた安全な業務を運用していかなければいけません。今のままでいいのか、こうしたらもっと良いのではないかと日々追求していかなければなりませんね。

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葬儀司会の最後に・・・

これからも、葬儀司会は人員不足で派遣や外注を使う機会も増えるでしょう。

しかし信用はいつの時代になってもなくすことはできません。

外注を使いお涙ちょうだいナレーションがいつまで通用するのかも誰もわかりません。

淡々とした葬儀司会も織り交ぜながら、自社のオリジナルの葬儀司会を作り上げていく事がこれからの重要な課題となってきます。

司会をやられている葬儀社の皆さん、またこれから始めようと思っている方も、少しでも参考にしていただけたら幸いです。

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