日光東照宮といえば中学や高校の修学旅行で訪れたこともある観光地の一つ。
日光は、日光駅前から湯葉やまんじゅう、かき氷などの有名店舗が軒を飾っている。
日光東照宮も40年ぶりに修復工事が終了し、日光へ来る外国人観光客が殺到する程のにぎわいをみせているのが現状です。
学生時代にしか観光で訪れた事のない方には、もう一度行って見たいと思う年代になってきているのではありませんか。
1泊2日で行ける日光東照宮修復後の現在の観光事情などを紹介してみます。
日光東照宮修復後、美しく生まれ変わった陽明門。海外からも注目!
日光東照宮といえば世界遺産にもなっている日光の代表する観光地。
2017年に40年ぶりの大修復工事が完了し、美しい姿を見るため、海外からの観光客も多く訪れています。
そんな日光東照宮には国宝の眠り猫(2016年修復完了)をはじめ、想像の象など多くの動物の彫刻があります。
中でも最も有名な重要文化財で三猿(見ざる言わざる聞かざる)は2017年に修復が完了しました。勿論、修復前から猿の数は変わっていません。
日光東照宮の三猿は以前塗装が剥がれ落ちている状態でしたが、修復後は色鮮やかに塗り直され、毛並みまで丁寧に描かれた美しい姿を見せています。
また2017年に大修復を終え4年ぶりに公開された日本を代表する建造物の一つ、国宝陽明門が見えてきます。江戸時代の建築と芸術の結晶と言われる陽明門の修復には、工期4年間、総工費12億円の金額が投じられた。
彫刻は漆塗りや金箔24万枚を使用し、可能な限り建築当時の技法を再現し豪華絢爛の姿を取り戻しました。
日光の観光名物「ゆば」は、京都の湯葉との違いが!
日光の有名な観光名物と言えばゆば(湯葉)です。東武日光駅前を散策するとゆば(湯葉)の看板が目につくお土産屋さんが軒を並べている。
湯葉は、豆乳を温めた時にできる薄い膜を引き上げて作った大豆の加工食品です。日光山へお参りに来る修行僧の精進料理が起源の一つだといわれています。
そんな湯葉は京都でも有名ですが、日光と京都のゆばの違いを皆さんはご存知でしょうか。
京都では、ゆばを端から引き上げて葉っぱのように薄く見えることから湯の葉っぱで湯葉。
一方、日光では真ん中に棒を入れて引き上げるため二重のゆば。このため分厚くなり歯ごたえがあるのです。この時ゆばできるしわが波のように見えることから、湯に波と書いて湯波(ゆば)なのです。
日光駅前には様々なゆばグルメがあります。その中でも、日光さかえやの生地にゆばと豆乳を混ぜたお饅頭をカラッと揚げた「あげゆばまんじゅう」(1個200円)は多い日には1日4000個も出るほどの日光の人気商品だといいます。サクッとした触感で、表面についている岩塩と中のあんこで甘じょっぱい感じでとても美味しいらしいです。タイや台湾の観光雑誌にも掲載されるほど日光は有名になっているらしいです。
この他にも、ゆばを使ったグルメがあり、補陀落本舗石屋町店の栃木県産のもち米をダシでふっくら炊き上げた味付けおこわに半生のゆばを巻き上げた「ゆばむすび」(2個入り400円)が人気です。ダシが効いて優しい味で、口に入れた時にプツンと切れるゆばの触感が癖になるといいます。
レンタル着物で日光の観光散策へ出かけよう!
日光駅前にはこの他にも2017年OPENした着物レンタル処「CCOCON NIKKO」がある。レンタル着物の数は全部で約150枚の種類の中から好きな着物を選ぶことができる。
基本セットとして、着物・帯・長襦袢・草履・足袋・バッグ。無料着付け付きで1日レンタル3500円~の料金です。この他にもヘアセット1200円 髪飾りレンタル300円など、手ぶらで観光に来て好きな着物を選ぶだけでプロの着付師が着付けしてくれるので初めての方でも安心です。
頭からつま先まで和装でバッチリ決めることが出来ます。歴史ある日光を着物姿で散策し、日光山の入口にかかる美しい朱色の神橋は絶好の撮影ポイントです。そこから日光東照宮への観光も可能になります。
日光に来たらかき氷!天然氷と旬のいちごのフワフワかき氷を堪能
暖かくなってきたこの季節、日光の天然氷。自然の寒さで作られる天然氷の氷室は全国でも7軒、そのうちの3軒がこの日光にある。
明治27年創業の松月氷室大谷橋店はその内の1軒。松月氷室の一押しのかき氷は氷を薄く削ったかき氷にチーズから作ったフロマージュソース、そして栃木県が誇るいちご「とちおとめ」をふんだんに盛り付けたかき氷、通称「イチゴ大仏」イチゴが採れる5月頃までしか食べられない期間限定メニュー苺だらけ大仏864円がおススメだ。
このかき氷は綿アメのような感じで、口に入れると瞬間に溶けるフワフワ触感である。このフワフワ触感の秘密は、もちろん天然氷だからこそ。自然の冷気でゆっくり凍るので、不純物を押し出すことで透明度が高く硬い氷になるのです。硬い氷だからこそ細かく削ることができ、フワフワな触感のかき氷になるのです。
自然で出来る氷というのは毎年出来が違うのだが、今年は特に冬の寒さが強く長く続いたので最高の氷が出来ているといいます。実に何十年に1度の天然氷です。