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あなたの銀行口座は大丈夫!?不正利用や補償など銀行に纏わる問題を解決

投稿日:2020年9月27日 更新日:

最近銀行口座からの不正利用(不正引き出し)問題が多発していますが、被害件数も過去最悪のレベルだと言われています。

「自分はネットバンキングを使用していないから大丈夫!補償も銀行口座を持っていれば銀行側が何とかしてくれる・・・」なんて安心していませんか?

しかし、銀行口座を持っている方であればその全員が不正利用されるターゲットになっているのです。

スマホ決済やクレジットカードなどで買い物をする際、銀行口座と紐づけされており、その仕組みを悪用し知らぬ間に銀行口座から不正利用されてしまいます。

ネットの普及により、貴方の銀行口座は常に狙われていることから、自分で自分のお金を守るためにはどうしたら良いのか、不正利用された時の補償問題などをまとめてみました。

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ネットバンキングの不正利用は過去最悪の結果に!?

ネットバンキングとは、ATMや窓口でお金を下す今までの銀行とは違い、具体的にはPCやスマホなどネットを利用して入出金や振込などお金の管理をすることです。

マイボイスコム㈱が約1万人を対象に行った調査では、その便利さから「ネットバンキングを利用したことがある」と答えた方は71.3%も居るのです。

そしてこのネットバンキングを悪用し他人の銀行口座を不正利用するといった被害額は、2020年4月~6月の3か月だけでも

【個人】

被害件数➡ 372件

被害額➡約2億1,700万円

【企業】

被害件数… 13件

被害額…約1,700万円

自分で銀行口座のチェックやATMで通帳記帳しないとわからないという点から、圧倒的に個人の被害が多く今後も増加し過去最悪の結果になるだろうとまで言われています。

あなたの銀行口座は大丈夫?不正利用や補償など銀行に纏わる問題を解決

銀行口座の不正利用を見抜くにはどうしたらいい!?

日頃自分の銀行口座をチェックしていても「あれっ!これなんだっけ~?」と考えるのですが、「まぁいいか~」っていう事ありますよね?

それはとても危険なのです。

銀行口座から色々引落を分からないまま見逃してしまうと、不正利用されている事に気づかず継続的に被害に遭う事もあるので要注意です。

マメに通帳記帳をして自分がいつどんな目的で引き出したかぐらいメモを取っておくことが、銀行口座の不正利用を見抜く一番の安全策と言えるでしょう。

あなたの銀行口座は大丈夫?不正利用や補償など銀行に纏わる問題を解決

銀行口座から不正利用された場合、そのお金は補償される!?

個人の場合、被害者に落ち度が無ければ不正利用されたお金は全額補償してもらえます。

「預貯金者保護法」という法律があり、万一個人さまが偽造・盗難キャッシュカード、盗難通帳(証書)またはインターネットバンキングによる預金等の不正利用(不正な払戻し被害)に遭われた場合には、条件により預貯金者に補償されるようです。

ただし条件があり、

被害者に重大な過失となりうる場合は補償されません(以下の通り)

  • 本人が他人に暗証番号を知らせた場合
  • 本人が暗証番号をキャッシュカード上に書き記した場合
  • 本人が他人にキャッシュカードを渡した場合
  • その他本人に上記3点の場合と同程度の著しい注意義務違反があると認められる場合

また、重大とまではいかなくとも被害者に過失があった場合は、被害額の75%しか補償されません。(以下の通り)

㋐金融機関から生年月日等の類推され易い暗証番号から別の番号に変更するよう個別的、具体的、複数回にわたる働きかけが行われたにもかかわらず、生年月日、自宅住所・地番、電話番号、勤務先の電話番号、自動車などのナンバーを暗証番号にしていた場合、且つ、キャッシュカードをそれらの暗証番号を推測させる書類( 免許証、保険証、パスポートなど )とともに携行・保管していた場合

㋑暗証番号を容易に第三者が認知できるような形でメモなどに書き記し、且つ、キャッシュカードとともに携行・保管していた場合

このような法律がありますが、銀行口座を開設する時などカード等、「補償されるからパスワードは何でもいいや~」と思わず、見破られにくいものに工夫する事が重要です。

あなたの銀行口座は大丈夫?不正利用や補償など銀行に纏わる問題を解決

銀行口座からなぜ不正利用されてしまう?

暗証番号など他人には分からないはずなのになぜ銀行口座から不正利用されてしまうのでしょうか?

それはフィッシングサイトに引っかかってしまうからなのです。

金融機関の手続きをネットで行う時や、通販サイトを利用する時などログイン画面が出てきますよね。

このログイン画面が、本物そっくりの偽サイト画面を開いてしまい、うっかり偽物と気づかないまま自分のIDや暗証番号を入力してしまうと、その情報が丸ごと犯罪者に渡り悪用されてしまいます。

あなたの銀行口座は大丈夫?不正利用や補償など銀行に纏わる問題を解決

また、暗証番号を盗もうとする犯人は宅配業者や金融機関を名乗り、本物そっくりなフィッシングサイトに誘導するためのメールを送り付けてきます。

非常に見分けがつきにくく、被害者が誤ってメールのURLをクリックしてしまうと詐欺に誘導する偽サイトが開き、偽物だと気づかないまま暗証番号等を打ち込んでしまうとアウトです。

犯人の闇のルートには、お客さんの情報など特定集団のEメールを入手し、フィッシングメールを不特定多数同時に数十万人に送ることは簡単に出来てしまいます。

その中から10人でも引っかかってしまえば大成功になってしまいます。そこで我々はどんなメールでも疑ってかかるという事が大事になってくるのです。

自分の銀行口座を守るためフィッシングサイトを見破るには?

インターネットを利用する場合、巧妙に作られたフィッシングサイトか本物のサイトかを見分ける方法がいくつかあります。

URLを見て偽サイトを見抜く3つのポイント

そもそもフィッシングサイトとは、メッセージアプリなどに送られてきたURLをクイックすることで誘導されます。

あなたの銀行口座は大丈夫?不正利用や補償など銀行に纏わる問題を解決

これまでに多いのは、大手の宅配便を名乗り「荷物を届けたが不在だったため荷物状況を確認ください・・・」とか「あなたの銀行口座が不正に使用されています・・・」など不安を煽る内容にURLが添付されてきます。

最近では、不正利用で銀行口座からお金が無くなっている・・・という報道を逆手に取り「口座を確認してください!」と言ったフィッシングメールも増えて来ます。

心当たりがあったり不安になるとどうしてもそのURLをクイックしてしまう方が多いようです。

そこで、

URLの最初が「http:」か「https:」か

あなたの銀行口座は大丈夫?不正利用や補償など銀行に纏わる問題を解決

httpの後にsが付いている方が本物のサイトの可能性は高く、大手企業は「https:〇〇〇・・・」から始まるサイトが多いようです。

このsはセキュリティが高くしっかりしていることを表している『s』。

通販サイトやネットバンキング、SNSなど個人情報を扱うサイトで広く利用され、安全性が高いサイトを表していますのでしっかり見ておくと良いでしょう。

しかし、近年は残念ながら犯罪者側もURLに「https:〇〇〇・・・」を使ってフィッシングメールを使用する場合もあるようです。

URLに会社名が記入されているか

本物のサイトはURLに会社名が記載されています。

会社名ではなくニュアンス的に怪しい英数字が並んでいると思った場合は偽サイトの可能性もあるのでクイックしない事ですね。

URLの前に付いている🔏鍵マークをクリックして会社名を確認する

あなたの銀行口座は大丈夫?不正利用や補償など銀行に纏わる問題を解決

ホームページを開いた時、URLの前にある鍵マークをクリックすることでサイトの情報が表示され、どこの会社が作っているものか情報を見ることができます。

表示される組織(会社名)が一致すれば良いのですが、見覚えのない名前だと偽サイトの可能性が高いようです。

フィッシングサイトを見分ける為には以上の3点を見て判断しましょう。自分の銀行口座から不正利用を守るためには簡単な作業ですよね。

これがすべて正しい訳ではありませんが、年々犯罪者グループは更に上を超えてきますので、基本はメールを開かないという対策がベストです。

ブロック機能やフィルタリング機能を使って自分には関係ない所から来ない対策方法も考えておいた方が良いと思います。

偽サイトに個人情報を入力してしまったら?

すぐにパスワード・IDを変更してください。

同じパスワードをあらゆる所で使い回している場合、全てのサイトのパスワード・IDも直ぐに変更した方が防犯対策につながります。

この時期だからこそ怪しいメールが来てもタップしないということを徹底しましょう。

捜査一課デジタル捜査班班長:佐々木成三氏による)

あなたの銀行口座は大丈夫?不正利用や補償など銀行に纏わる問題を解決

基本、支店のある一般的な銀行側から「あなたの銀行口座が不正に使用されています・・・」「口座を確認してください!」と言った大事な連絡はメールで送られることはありません

重要な通知として銀行側はメールを使わず、「紙」を利用することが基本で、銀行口座登録の住所に郵便で送られて来ますので不正利用かどうかを判別するポイントにもなりますね。

銀行口座の不正利用から自分のお金を守るためには

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◆怪しいメールが来たら先ず開かないこと

◆内容がどうしても気になる場合は添付URLから入らず、金融機関や通販サイトを自分で検索し、その問い合わせの内容が本当に正しいのかどうかをチェックすること。

◆警察官を名乗って「あなたの口座を止める必要があるので・・・」と言って電話で暗証番号などを聞き出すこともありません。この場合も警察に確認すること

自分の将来を守るために、今一度銀行口座についてきちんと学んでおくことが大切になってきますね。

(経済評論家:岸博幸氏による)

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