小島よしおは1980年11月16日生まれの37歳は、お笑いタレントで俳優である。
本名:小島義雄 沖縄県島尻郡久米島町生まれ
早稲田大学教育学部国語国文学科卒業(広末涼子と同じ)後、「ユーキャン新語・流行語大賞2007」に、「そんなの関係ねぇ!」と「オッパッピー」の二つが大賞候補60語にノミネート。このうち「そんなの関係ねぇ!」がトップ10を受賞。
そんな小島よしおが、マイクテストに使える一発ギャグの文言「オッパッピー」で音響さんと試してみました。
小島よしお「オッパッピー」が歴史上残るマイクテスト「本日は晴天なり」から変わる?
長きに渡り、日本が抱えている重大な問題のマイクテスト。マイクテストの代名詞と言えば「本日は晴天なり」と誰もが思っているはず。
しかし、マイクテストの言語にこの「本日は晴天なり」を使ったのでしょう。マイクテストを元々知らない人は「なにそれ?」と思うはず。
本来、マイクテストとは、コンサートや各イベントなどが始まる前に、音響さんがマイクで拾いにくい音をチェックするもの。では、その拾いにくい音とはなんでしょう。
破裂音・・・バ行、パ行、タ行、ダ行の子音
摩擦音・・・サ行、ザ行、ハ行の子音
拾いにくい音をチェックするために、これらの文言が入っていることがベストなのです。
日本では今まで、「本日は晴天なり」でした。アメリカでは破裂音や摩擦音が含まれているという「It’s a fine today.」(イッツ ア ファイン トゥデイ)という言葉が使われています。じつは、「It’s a fine today.」➡「本日は晴天なり」と、日本人が直訳したものをただ使っているだけなのです。
ですから、マイクテストの音響的には何の効果もないわけです。
じゃあ今すぐやめちゃえばいいのに、マイクテストに向いている言葉を使ったらいいのに・・・と思い、小島よしおが登場します。
マイクテストに向いている言葉とは
そんな意味から、マイクテストに向いている言葉を考えてみました。
破裂音や摩擦音が入っている例文で
- パントマイムで別件逮捕(子音が6個入っています)
- ブロンズ像にピッタリのミット(子音が8個も入っています)
- すっぱだかで立派な土下座(こんなに短いのに8個も入っています)
無駄がない例え言葉ですが、音響さんには是非参考にしてもらいたい文言集です。
「本日は晴天なり」について現場プロの音響さんは・・・
マイクテストで「本日は晴天なり」は、地方若しくは素人さん、学校等では可能性があるかも知れないが、最近は聞いたことがない。ある意味昭和の死語かもしれません。「本日は晴天なり」は誰が使いだしたのでしょう。
そういえば昔、「本日は晴天なり×2回」の後に「プップッパッパッ」と文言が足りないので補っている音声を耳にしています。気になる現在はどうかというと、
音響の専門家は、
「テスト・ワン・ツー」などが使われている
海外でも最近は「It’s a fine today.」と言わず、マイクテストは「チェック1,2,3,4」を使用しているようだ。
そこで、もっとマイクテストに馴染みのある短い言葉があるのではないかと、お笑い芸人の一発ギャグを使いマイクテストを試してみました。
小島よしお(37)「そんなの関係ねぇ、オッパッピー」
小島よしおは普通にスタジオでいつもの水泳競技パンツ姿で登場し、音響さんとマイクテストを行う。他にも、髭男爵のひぐち君(44)の「ひぐちカッタールネッサ~ンス」、スギちゃん(44)の「ワイルドだろぉ?」もあった。しかし、ひぐち君は短すぎてダメ、スギちゃんはなんかチェックしづらかったと不評
それに対し、小島よしおのマイクテストは他の芸人に比べ、セリフに破裂音や摩擦音が入っていたため音響さんから高評価。一定のリズムで同じフレーズを何回も繰り返してくれたためにチェックしやすかったというのが音響さんからの評価でした。
音響さんは「オッパッピー」は残る可能性もあるという。
今後、この「オッパッピー!オッパッピー!」とマイクテストに使えるようになったら、これは歴史に残る可能性が大とも言える。万一小島よしおが引退しても「オッパッピー」の文言が歴史に残れば芸人さんにとっては名誉なことである。
「本日は晴天なり」が今まで残ってきたわけだから、あり得なくもないのだ。
今から50年後ぐらいに「何なの?このオッパッピーって?」と言われれば、また小島よしおがクローズアップされるということになりわけです。
「放送席~放送席~」と繰り返すマイクテストのワナ
よく野球のヒーローインタビューで、「放送席~放送席~」とスタンドからインタビュアが声を出しているのをよく耳にするかと思います。これもマイクテストの一つだったのです。
1回目は、音響さんに対するサイン
2回目は、音響チェック
だと言われています。しかし最近は選手の前に立っていればもうわかっているので、「では、ヒーローインタビューです!」といきなり入っていくらしい。でも「放送席~放送席~」という文言も何となく野球の現場だなという趣きが感じられますよね。
このことから、今後のマイクテストは「本日は晴天なり」の文言は使えなくなりそうです。
今から50年後に起きるマイクテストは小島よしおの「オッパッピー」がクローズアップされることを夢見て、私もマイクテストしてみようと思います。
そして小島よしおもお笑い芸人としてさらなる活躍を期待しています。