土屋太鳳が映画内で演じる水谷雫は、「私にとって大切なのは勉強、それを阻むものは切り捨てる・・・」というガリ勉で冷血女子高生である。一方で予測不能の行動をし、「みんなから怖がられる・・・」という超問題児の怪物を吉田春役で映画内で演じる菅田将暉。
この土屋太鳳・菅田将暉の二人が出演する映画は、不器用な登場人物が織り成す友達・恋人・家族等の人間ドラマ、繊細なタッチで描きあげられた青春恋愛映画の決定版「となりの怪物くん」である。2人は恋人どころか友達もいない。そんな2人が出会い初めて友達の友情や初めての恋愛を経験する。そんな2人の日常は徐々に変わりはじめお互いにとってかけがえのない特別な存在になっていくというストーリー。
映画の主題歌と挿入歌に起用された「西野カナ」のヒット作品6つの曲が物語を彩るのだが、青春恋愛とコメディーを交えたこの映画にはなんともぴったりといえる。この映画に秘めた思いは勿論のこと、土屋太鳳・菅田将暉の二人が自分自身の恋愛観を本音で語ってくれた。
土屋太鳳と菅田将暉、映画の撮影を通じお互いの印象とは
土屋太鳳から見た菅田将暉は・・・
才能がありすごく自由で考えているけれど迷わない。ここは譲れない!大事な所は絶対に逃さない!・・・と土屋太鳳が自分にないものが多く悔しくて羨ましかったという。菅田将暉の本音は「迷いだらけだった」らしい。
菅田将暉から見た土屋太鳳は・・・
土屋太鳳は嘘がつけず、説得力があり余計なことをしなくてもどっしりとした存在感がある。正直、土屋太鳳と同じことをやっていても菅田将暉は不安の連続で、あれこれしたくなって土屋太鳳のようには真似できないという。ある意味では映画と同じく「土屋太鳳ちゃんがじゅうぶん怪物だ!」と本音を語る。
土屋太鳳と菅田将暉の本音、人間関係に不器用な映画主人公「春」「雫」について
土屋太鳳が演じる「雫」に対して・・・
自分の夢を叶える為に「友情や恋愛も必要ない」という映画の雫の考え方である。その雫の性格と土屋太鳳自身の10代の頃これ一本に集中するという気持ちの入れ方・歩み方に似ているという。そのことが現在だったら、「それは変えるべきだ」と半ば後悔しているらしい。
一方で菅田将暉は、春が周りから怖がられたり雫が一人浮いてしまうのも分かるが、学校の集団生活の中で協調性や周囲に合わせる調和の部分で必要だが、それはもうちょっと大人になってからでもいい・・・と映画中の春や雫の人間関係について本音を語っていた。
土屋太鳳と菅田将暉の映画撮影現場についての本音
土屋太鳳は、なかなか個性的な魅力をもつ方々と一緒に映画を撮影できたのは楽しく面白かったという。
一方で、菅田将暉は久々に太陽の下での映画撮影に、芝生の上で汗をかいたらしい。
映画撮影の合間でも土屋太鳳は皆さんと仲良くけん玉遊び
富山県の高校で行われた学校ロケ映画撮影では、授業・休み時間・学園祭など高校生の日常を描かれた撮影に対しこんな想い出を振り返っていた。
土屋太鳳は、映画撮影中は本当に高校生活を送っているかのような空気だったので、それが強い印象として残っているという。
菅田将暉は、お化け屋敷など、みんなでメイクしたりして楽しかったし、映画撮影の合間、撮らなくても良いインスタ映えする写真を夢中で撮ったり、記憶に残ったり他人に話したくなる想い出などは、もしかしたら大した意味のない日々の出来事だったりする。そして学生から大人になっていくと、自然に忘れていく感覚かもしれない。純粋に楽しかったな~ということだけをやっていく日々という意味では映画の撮影はとても楽しかった。
土屋太鳳の「恋を意識する瞬間」とは(恋愛観について)
土屋太鳳が「恋を意識する瞬間」として印象深い言葉は、相手の男性と一緒に居て「この人楽しい人で好きだな~」と思った時が恋の始まりであるという。
なぜ山に登るのか➡そこに山があるから・・・に例えると、「なぜその人を好きになるんだ?」と聞かれたら➡その人が私の前に居たから・・・・みたいなそんな感じに思っています。映画の中の「春」と「雫」の恋愛については、やはり春という存在感があったから!
菅田将暉は、共有したい物で共有できる友達や恋人が居れば結構十分である。それでたまたますれ違った時、協力したりお互いを大事にできたら、それはパートナーとして自然であるという。
土屋太鳳、映画全般についての本音
土屋太鳳は、コミュニケーションを取ろうとするとやっぱり何か傷ついたりする事も有る。そんな雫が他人と関わることを諦めていた時に春と出会い、春にちょっと踏み込んでみる事で自分が変わっていく。春に踏み込んでいったということは自分自身に踏み込んでいったのかな?ということで、この映画を見てくれる皆さんが一歩でも踏み出す勇気を持ってくれれば・・・心から願っています!と熱く願いを語ってくれました。
菅田将暉、映画全般についての本音
この映画は、観た後に何とも言えない温かさがあり普通にいいなあと思った。春にとって雫でなければ駄目だし、雫にとっては春じゃなければ駄目だったんだなと必然性がすごくロマンチックな映画になっている。
実際に横にいる仲のいい奴が、「誰でもよくない!こいつじゃなきゃ駄目なんだ~」と想えたらとてもいいなと思う。
またその上で、近くにいる人を大事に向き合おうと思いました・・・とカッコいい男の抱負を語ってくれました。
あの頃私たちはみんな一人だった!
私は友達よりも勉強が大事!
信じられるのは自分だけ!
友達の居場所はSNS!
素直に人と向き合えない!
私の世界を変えたのは吉田春だ!
お前の大事なものは俺も大事にするんだ!
恋はいいよ~良くも悪くも人を変える!
私好きな人が出来たよ!
そして突然ハルが姿を消した・・・その雫の切ない心の行き先は?
入学早々暴力事件を起こし周りから怪物として恐れられる「春」が、純粋に友達を作ることに憧れながらも空回りした暴力のせいで孤立していた。一方「雫」は、幼い頃の出来事がきっかけで他人に期待することはせず、自分を裏切らない勉強だけに専念。友達や恋人は要らないものだと割り切っていた。人から避けられる春と、人を避けてきた雫、正反対の性格だが独りぼっちだった2人は心の隙間を埋めるように歩み寄っていく。
そんな春と雫が一緒に過ごす学校生活が始まり、次第に二人の周りには友達の輪が生まれ、SNS友情が全ての夏目あさ子、春に惹かれる大島千づる、など・・・春と雫がはじめてみんなと過ごす日々、徐々に打ち解けてくる不器用な登場人物に、映画で演じるのは若手実力派俳優達。独りぼっちだった春と雫の周りには、いつしか友達が増えて行った。
はじめて皆と過ごす日々の中に2人はお互いかけがえのない存在であるという事に気づく。その想いはやがて友達の友情から恋に変わっていく。不器用な登場人物が織り成す熱く淡い物語。誰もが共感できる青春恋愛物語の決定版。「映画となりの怪物くん」は大ヒット公開中!土屋太鳳と菅田将暉のとても切ない恋愛演技にも注目してみて下さい。