明るい曲で恋愛には素敵な歌詞だと聞いていたけど、実は今までの名曲の歌詞にコンプライアンスという意味を知った時はドッキリ。
この曲の歌詞にはこんな面白いくて、ある意味コンプライアンスについて法律を学ぶ上で興味深くなるのではないでしょうか。
企業でいうコンプライアンスと言えば、お固く管理体制の不備から不祥事が起きることを危惧しているものです。
しかし企業と並行し、普段音楽は聴くが曲の歌詞はさほど気にしてないという人にも、この機会にドッキリした面白い名曲の数々の歌詞を知ってほしいのです。
言われてみれば聞いたことのない、そんな名曲の歌詞を例題に現代のコンプライアンスについて、テレビでも取り上げられた法律上ドッキリした面白い曲を紹介します。
名曲の歌詞の文言でセクハラチェック!?
「Yes-No」オフコース(1980年:小田和正作詞)
♪君を抱いていいの 好きになってもいいの~♫・・・曲の歌詞の一節
例えば、職場で上司が部下の女性に対して発言すると完全にセクハラとなります。
「お嫁においで」加山雄三(1966年:岩谷時子作詞)
♪舟が見えたなら ぬれた身体で駈けてこい~♫・・・曲の歌詞の一節
例えば、職場全員が必ず水着になって海に入らせる行為はセクハラ・パワハラの対象となります。
但し任意であればOK。
「時には娼婦のように」黒沢年男(1978年:なかにし礼作詞)
♪時には娼婦のように 淫らな女になりな~♫・・・曲の歌詞の一節
例えば、職場で「~のようになりな!」と表現してしまうと売春防止法に引っかかってしまいます。
名曲の歌詞の文言でパワハラチェック!?
「小指の想い出」伊東ゆかり(1967年:有馬三恵子作詞)
♪あなたがかんだ 小指が痛い~♫・・・この曲の歌詞では
暴行罪が適用されてしまいます。
「あなたがかんだ小指が痛い 昨日の夜の小指が痛い・・・」など翌日まで痛みが残るという事は皮下出血になっている可能性もある。
この場合、暴行を越え傷害罪にあたる可能性も出てきます。
「カサブランカ・ダンディ」沢田研二(1979年:阿久悠作詞)
♪ききわけのない女の頬を ひとつふたつはりたおして~♫・・・
この曲の歌詞ではどんな場面でもDVになってダメです。
ただそういう趣味がある夫婦同士で「ぶって!ぶって!」というのであればOKです。
「あの鐘を鳴らすのはあなた」和田アキ子(1972年:阿久悠作詞)
♪町は今 眠りの中 あの鐘を鳴らすのはあなた~♫・・・この曲の歌詞では
皆さんがシーンと休んでいる中で、「カラ~ン コーン」とデカい音を鳴らさせる場合は、軽犯罪法違反となります。その行為を他人に要求する行為は「犯罪教唆」に当たります。
その他の曲の歌詞では面白いことが・・・!?
「夏色」ゆず(1998年:北川悠仁作詞)
♪この長い長い下り坂を 君を自転車の後ろに乗せて ブレーキいっぱい握りしめてゆっくりゆっくり下ってく~♫・・・
この曲の歌詞中では
「この長い長い下り坂を 君を自転車の後ろに乗せて・・・」は2人乗りしており、公道であれば道路交通法違反に当ります。
また「ブレーキいっぱい握りしめたけどゆっくり自転車が下ってく・・・」は整備不良としか言いようがありません(笑)
「砂に消えた涙」竹内まりや(2003年カバー曲)
元々は、弘田三枝子(1964年:漣健児日本語詞)である。
♪私は砂の中に 愛の形見をみんなうずめて~♫・・・この曲の歌詞では
例えであればそれは非常に美しいものです。
しかし先を見ていくと「手紙」「日記」を埋めてしまう行為。これは不法投棄となってしまいます。さらに
♪あなたが私にくれた 愛の手紙 恋の日記 それのひとつひとつのものがいつわりのプレゼント~♫・・・という作詞文言では、「それぞれが偽りのプレゼントだった!・・・」という意味から結婚詐欺の可能性が高くなります。
詐欺は懲役刑まであるので十分に気を付けてもらいたいですね。
「もう恋なんてしない」槇原敬之(1992年:槇原敬之作詞)
♪君あての郵便が ポストに届いているうちは~♫・・・この曲の歌詞では
もう恋の相手が出て行ってしまって法的には転居したというフレーズです。
だが転居しても自宅ポストに届くという事は転居届を郵便局に届けていない。
また転居してから14日以内に住民票を移動していない場合は過料が課されることになるため役所の届け出も大事になってきます。
名曲にはドッキリするような歌詞が沢山あります。
歌詞のフレーズをそのまま部下へ安易に発言した場合は、職場の上司・同僚などセクハラ・パワハラに該当してしまう可能性があります。
テレビでも有名な菊地幸夫弁護士の見解を参考にまとめてみると、作詞内容を覗いてみるとちょっと面白いですね。
しかし、曲にするとこの歌詞自体、法的な大事な部分が自然と私たちの記憶には残らなくなってしまうのがわかります。
職場内での不祥事に巻き込まれない、起こさないためにもコンプライアンスというは何なのかを慎重に考えてみる必要がありそうですね。