動物園に行くと様々な動物がいて、檻の前には必ず動物の名前が書いてあります。しかし動物の名前が漢字と英語になっているのを疑問に思ったことありませんか。
可愛い動物たちの名前が漢字で書くと妙に堅苦しく感じ、漢字にする意味あるのかと疑ってしまいます。五十音になっている動物図鑑ではなんか見ずらいイメージです。
可愛い子供たちはそんなの気にすることなく、日本に生息している代表的な動物を初めて実際の目で見る事ができ、大はしゃぎする光景は何とも言えないです。
子供たちの見学学習には最適な場所となっているこの動物園の動物の名前、一体どんな意味で漢字と英語に分かれているのかをご紹介します。
動物園の動物の名前、漢字と英語の違いはなぜ?
人は人生のうちで4回動物園に行く機会があると言われています。
1度目は、子どもの頃 親に連れられて・・・
2度目は、遠足など学校行事で・・・
3度目は、親になり子供を連れて・・・
4度目は、孫を連れて、孫にせがまれて・・・
そんな中、檻の前にある動物の名前は読みやすいようにカタカナで書かれています。しかし、この動物の名前、日本語名と英語名に分かれているのに気づいていたでしょうか?
例えば、
「馬」は日本語で【ウマ】 →英語では「horse」
「猿」は日本語で【サル】 →英語では「monkey」
「象」は日本語で【ゾウ】 →英語では「elephant」ですが、
ライオンlion、ゴリラgorilla、カンガルーkangarooなどは英語のまま動物の名前として使われています。
この動物の名前が、漢字と英語の違いはどんな意味があるのでしょうか?可愛い自分の子どもに聞かれて、あなたは答えられますか?
動物の名前が漢字、五十音順(代表的なもの)
犬 いぬ dog
猪 いのしし wild boar
兎 うさぎ rabbit
牛 うし cow
馬 うま horse
狼 おおかみ wolf
河馬 かば hippopotamus
キリン きりん giraffe
熊 くま bear
蝙蝠 こうもり bat
犀 さい rhinoceros
猿 さる monkey
鹿 しか deer
縞馬 しまうま zebra
白熊 しろくま polar bear
象 ぞう elephant
狸 たぬき raccoon dog
トナカイとなかい reindeer
猫 ねこ cat
羊 ひつじ sheep
虎 とら tiger
豹 ひょう leopard
ラクダ らくだ camel
動物の名前が、英語そのまま使われているもの
ライオン lion
ゴリラ gorilla
カンガルー kangaroo
パンダ panda
ジャガー jaguar
コアラ koala
スカンク skunk
英語がそのまま使われている動物など、日本人にとってとても馴染みやすい名前となっていますが、
実は時代がそれを物語っていました。
それは、「明治時代」を境に、その前からいた動物は日本語で表現し、
その後日本に渡来してきたものは英語そのものが今に名前になっています。
明治時代の前か後ろかの違いで、動物の名前が日本語か英語かで呼ばれるようになったわけです。
動物園のラクダの名前は中国語の「駱駝」そしてキリンは
動物園のラクダは漢字ですが、駱駝の中国名は同じく「駱駝」であり、正名は「たく駝」でした。
中国名で「駝」は、<荷を背負う獣>を意味し、駝とは「たく=袋」を よく背負うことにちなんでいます。
和名は中国名がそのまま輸入されてきたようです。そして、駱駝は「たく駝」の音が訛ったものです。
動物園の麒麟は、元来、龍などと同じく中国の想像上の動物(聖獣)でありました。
明治40年3月、船で運ばれてきたキリンが横浜港に到着し巨大な大八車で運ばれ
その容姿が架空の麒麟に似ていたため現在のキリンとなったと言われています。
動物の由来など紐解いてみると奥深いことがわかりますが、いろいろな動物の渡来年がわかる文献があるので、見てみると面白いですね。
毎年、温かくなるシーズン、動物園もにぎわいを見せ始めます。赤ちゃんからお年寄りまで幅の広い年代層によって一年中いつでも楽しめる動物園。自分の可愛い子供たちを持った親御さんや幼稚園の先生、そして若いカップルたちも楽しめる動物園。
もし、動物の名前が漢字と英語表記にわかれている意味をきかれたら、教えて上げてください。ハナタカになれますよwww
少しでも参考になれば幸いです。