女性でも30代~40代になると自分の気にする脇のニオイや、加齢臭など気になりますよね。あなたは気づかないだけで、もしかしたら体からイヤ~なニオイが出ているかもしれません。
加齢臭などの酸っぱいニオイ、またカメムシに似た臭いなど好きな臭いとはいえません。臭いは男性だけではなくストレスの多い40代中年女性にも見られ、防ぐ方法はないのかと悩みの種になっています。
今こそ気をつけなければならない体のニオイ。特に女性の加齢臭など、ニオイの原因は「皮膚ガス」にありました。皮膚ガスとは、オナラなど体から出る生体ガスの一種で、体の表面から出ている300種類以上もあるガスの総称です。
40代女性に限らず、子供からお年寄りまで誰の体からでも出ていますが通常は臭いません。しかし睡眠不足や毎日の疲れ、体調が優れない時、全身から嫌な臭いがするガスが出ます。つまり、皮膚ガスであなたの体の健康状態を知ることが出来るのです。
40代女性の加齢臭やカメムシ臭いがするのはなぜ?
例えば、お風呂で毎日キチンと洗ったのに、子供にクサイと言われるかもしれません。そういう場合は、病気の可能性もあり防ぐことは出来ません。
また、40代女性に増えている睡眠不足や毎日の疲れがたまっていると、皮膚ガスは尿のような臭いがします。
さらに、ある時にも尿のような臭いが出る場合があります。
それは一体どんな時でしょう。
それはストレスを感じている時です。40代を中心に、人間はストレスを感じると、肝臓の機能が低下します。
すると通常、尿として排出されるはずのアンモニアが血液中で増えすぎてしまうため、全身からアンモニア臭が出て臭くなってしまうのです。
イヤ~な加齢臭など、臭いの放つ皮膚ガスを減らす方法
あなたの体からもイヤ~なニオイが出ているかもしれません。
皮膚ガスが出ているかどうかを簡単にチェックできる方法があります。
先ず、当てはまるものに〇を付け、〇がいくつあるか数えて下さい。
- お酒をよく飲む
- タバコを吸う
- 肉や魚をよく食べる
- 香辛料を好んで使う
- 汗がベトベトする
- 心配性または緊張しやすい
- 普段あまり運動をしない
- 夜更かしをすることが多い
- 入浴はシャワーで済ます
- 除光液や接着剤等シンナーが含まれたものをよく使う
以上、10項目。あなたは〇はいくつありましたか。
⑩のシンナーは呼吸によってニオイ成分が体の中に取り込まれ、それが皮膚から出る事があります。
ほとんどの方は〇が5つくらいあるのではないでしょうか。
この〇が5個以上あった方は加齢臭やカメムシ臭いに対し、要注意です。
もしかしたら今頃、周りにいる方があなたのことを臭いと感じているかもしれません。早めの対策が必要です。
臭いにも敏感なある40代の女性が皮膚ガスの実験をしました。
300種類以上もあるニオイですが53種類あるなかで、
特に一番量が多かったのが「2-ヘキセナール」という成分です。これは、体の皮脂、これが分解した時に出てくる成分です。
食用油を放置いておくと黒ずんでくるのに似た現象が皮膚の表面でも起きています。
同じ40代女性の標準値4.6と比較すると11.0と約2倍以上出てしまいました。
実はこの「2-ヘキセナール」は、カメムシのニオイ成分と同じ。他のニオイと混ざれば体がカメムシ臭になってしまう可能性が出てきます。
もう一つ圧倒的に多かったのが加齢臭成分の一つである「ペラルゴン酸」。
同じ40代女性の標準値0.57と比較すると5.0と約10倍もの数値が出てしまいました。
ということは50代男性との比較だけでも2.5倍あるということになり、40代女性であっても大変臭いという印象ですね。
では、この二つのニオイを短期間で少なくする対策方法を紹介します。
皮膚ガスの臭い体のニオイを短期間で減らす対策とは
皮膚ガスといってもガスが出るルートには3つあります。
この3つのルートからクサい臭いが出ないように対策をしなければなりません。
皮膚の表面から出るニオイを消す
臭いの原因は皮膚のアブラ。加齢臭や汗臭い臭いが出ます。
これに効果的な対策方法は「正しい入浴」をして臭いを防ぐことです。
シャワー入浴だけでは皮脂が落ちないことがあるので、しっかりと湯船につかること。
体を石鹸で洗う場合は、泡を作り手のひらで優しく洗いましょう。
しかし、入浴の時「ゴシゴシ洗い」をしてしまうと逆にクサイ皮膚ガスが出てしまいます。
ゴシゴシ洗いをすることにより表面の皮脂がカンナで削ったようになってしまいます。
皮脂腺細胞が足りない皮脂を補い余計に皮脂を放出し、
入浴前よりもニオイがきつくなってしまうので要注意です。
これが加齢臭を出さないためにも大切なことです。
汗腺からのニオイを防ぐ
血液中を流れているニオイ成分が汗腺を経由して出てくる皮膚ガスです。お酢に似た酸っぱいニオイが出ます。
これに効果的な対策方法は「運動」です。日頃から運動をすることでクサイ皮膚ガスが出にくい体になります。
ポイントは、汗をかくまでするということです。汗をかいて汗腺を衰えさせないことが大切です。汗腺が詰まっていたりすると別な汗腺からベトベトの汗が大量に出ます。これが酸っぱいニオイの原因なのです。
朝30分のウォーキングがベストで、運動の後は必ず汗を洗い流すのをお忘れなく。
血液からのニオイを防ぐ
血液中から皮膚を通って出てくるニオイ成分です。原因は、食事やストレス、さらには呼吸によって取り入れたものです。体の中で作られるガスのため、皮膚の表面をいくらケアしてもクサイ臭いは取り除けません。
特に、疲れがたまって来ると出てくる疲労臭は尿のような臭いがします。
これに効果的なものが「シジミ」です。疲労臭の原因は、肝臓機能の低下です。
シジミの中には肝機能を助けてくれるオルニチンという成分が多く含まれています。
臭いを防ぐためには、シジミとシメジの味噌汁がおすすめです。ブナシメジにもオルニチンが多く含まれており、またさらに味噌にはアミノ酸などが多くの含まれているのでより効果的です。
ですので、疲労回復には抜群の効果が期待されています。また、オルニチンは、みそ汁にしみ出しますので、汁だけでも効果はあります。1日1杯以上飲みましょう。
以上のことから、40代の女性が皮膚ガスを減らす臭い対策を1週間実験をしたところ、
加齢臭成分の「ペラルゴン酸」の数値は10.5➡4.1に下がりました。
カメムシのニオイ成分と同じ「2-ヘキセナール」の数値は、11.0➡3.3と⅓まで減少し
40代女性の数値を下回る程に改善されました。
40代女性の加齢臭、ニオイ対策のまとめ
加齢臭、カメムシの臭い、どちらも言葉を聞いただけで嫌なイメージが強く、
そんな臭いのする女性には近づきたくないですよね。
日頃の疲れやストレスによって体内から
クサい臭いを防ぐ対策法を紹介してきましたが、
皆さんも一度挑戦してみて下さい。
知らない間に加齢臭やカメムシ臭いが
無くなって来るかもしれません。
一緒に頑張りましょう。
少しでもお役に立てたら幸いです。