終活の時、自分の最後の希望をや万一自分に不幸が出来た時、残された家族が困らないよう書き留めておくノートをエンディングノートと言います。
終活する中で、このノートの中に自分の生涯の履歴、学校時代の想い出、残された家族へのメッセージなど項目的に記入することが出来ます。
今このエンディングノートが人気で葬儀場には無料で配布している所もあります。
ではなぜお葬式に繋がるこのノートがなぜ人気があるのでしょうか。
終活に必要なエンディングノート、今人気のわけは
それは、テンプレート式でPCからでも無料ダウンロード出来るものもあり、平たく言えば「簡単な遺言書」のようなものだからです。
縁起でもないと思うかもしれませんが、実際、葬儀の打合せで、家族の大黒柱の主がなくなった時「生前すべて主人がやってきたので何もわからない・・・」という話を数多く聞きます。
遺言書というといかにも仰々しく感じるし、なんかお金が絡む書類と感違いしてしまいますが、もしものときの連絡帳なのです。
この終活に必要なエンディングノートの目的は、もしあなたが何のメッセージも残さずこの世を去ってしまったら、残された人たちはあなたの想いや希望を推測するしかありません。
あなたが密かに抱いていた想いや、家族に最後に言っておきたい言葉も伝わりません。
終活にエンディングノート、秘密にしておく理由はない
自然に年老いていくばかりではなく、あなたが突然不慮の事故や植物人間になる程の重度の発病の時、本当の意思を伝える手立てがなくなるのです。
その上、あなた自身が家庭の全てを仕切っていたとしたら、財産や保険、クレジットカードに至るまで何にもわからないままになってしまいます。
また万一あなたが希望している葬儀のやり方があれば、誰に訃報を知らせるのか?友達は?会社関係は?葬儀の内容などは?・・・など、
終活のノートに書く留めてさえ置けば残された家族は安心ですよね。
この他にも、項目別、種類別に細かく分かれて作られており、自分の人生を振り返り、これからの生き方や旅立たれた後についての
理想、家族のメッセージなど、自分の心を整理する「心の棚卸し」をするために使う事が出来るのです。
たしかにこの終活作業は大変なエネルギーを必要としますが、しかし一度ノートに記入してしまえば半年後1年後と自分なりに思い付き、心境の変化で更新や修正が簡単に出来て重宝です。
エンディングノート、社会貢献もできるってホント?
特にこのエンディングノートには、献体や臓器提供を望んでいる方には、行政機関の住所連絡先も親切に書いてあるものもあります。
また万一命を落とした時など、葬儀社が必要とする項目や家系図などが組み込まれています。
一般に購入するとなると1000円前後で手に入れられますが、予算がない方は葬儀社にも備え付けられている場合もありますので確認してみて下さい。
今とても健康で元気なあなたも、是非ご自分の心に深く向き合ってみてください。
家族に対しても優しい気持ちになれるかもしれませんよ。
私は自分でエンディングノートを作っている最中、泣いてしまいました(笑)