葬儀に使用する花・・・と一口に言えば、芸能人や各界の著名人、会社社長等がなくなった時に使用する花祭壇を思い浮かばれると思います。
「いったいいくらぐらいする祭壇なの?」とよく質問されますがはっきり言ってわかりません。
それは葬儀社によっても売価が異なったり、季節的に生花市場で花代の仕入価格が変動する場合もあるからです。
しかし、年間を通じて平均価格を算出しているので、葬儀に使用する花は一律いくらという設定で葬儀費用込みでお葬式費用を設定し提供しているのが現状です。
葬儀の花代、実は生花の料金に上乗せされるその秘密
特に葬儀で花祭壇を飾る(施行)場合は、その花代だけではなく、技術料が含まれたりしてきます。
専門の生花業者や葬儀社内部で取り扱う生花部など、1本1本手作業で仕上げていくので、その作業料金が上乗せとなり普通の葬儀代金よりもはるかに高額になると言えるでしょう。
ここで気を付けてほしいのは、葬儀の祭壇の上に生花でアレンジする場合は生花の分だけ葬儀費用も高額になるということ。
会葬人数が多ければ多いほど喪主(施主)の損益勘定も負担は少ないですが、会社に勤めているサラリーマン家庭での一般葬儀には少々勿体ないかもしれません。
本来故人の好きだったお花で飾ってあげたい・・・という気持ちはわかります。
しかし万一あなたが施主になり葬儀を出す立場になった時、花を多く使った事で「葬式で借金が増えた・・・」なんてならないよう、事前に見積もりをとったりすることは重要かもしれません。
葬儀の花代、後悔しない準備か損しないポイントになる
また、お付き合いの関係や会社繋がりで遠い地方にお供え花を送る場合は、慎重に下調べすることをおススメします。
それは一体なぜか。
あなたの地元(田舎)では、葬儀会館の外に飾る「花輪」を出す事が多い、祭壇脇に飾る「生花」は身内が飾るものだ・・・という風習があると仮定します。
都心の葬儀場に花を送らなければならない時、「花を送りたい」と言っても受ける側では、花輪、生花、篭花など花の呼び方が変わる場合があります。
勝手な自分の思い込みにより、花が出ていなかったとかでトラブルにもなりかねません。
所によっては花輪や生花辞退という場合も多いので、直接電話などで確認することが重要です。
葬儀の花代、面倒くさい方にはこれがおすすめ
そんなの面倒くさい・・・という方も多いはず。
そういう場合は香典と一緒にお花代としてお金を包んで送りましょう。
香典袋と形は似てますが、書き方(表書き)を「御供花料」にすることで将来的に得する場合も出てきます。
施主に何お供えしようかとかと相談するのも煩わしく感じる場合などは、金品として直接送るのも一つの手ではないかと思います。