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後悔しない供養、プロの目線から見る変わる葬儀とは

投稿日:2018年2月8日 更新日:

地方の過疎化が進み、それに伴いお墓かが寂れ、遺骨を整理し墓石を撤去する「墓じまい」というものが増えてきている。

また都心のお墓も平均価格で200万円を超え、お墓を買うことが出来ずに悩んでいる世帯数も増えていると聞きます。

墓地不足と経済事情から、年々「ビル型納骨堂」や「マンション型納骨堂」に名を変えて、

きらびやかなスタイルのお墓(納骨堂)が出来ているのが現状です。

しかしこの問題、都心に移り住み人が田舎に人がいなくなったからといって街の過疎化は進んでも、お墓まで過疎化するのでしょうか?

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後悔しない供養でも、お墓参りの形が変わり気持ちも

都心から田舎のお墓までの距離がが遠くなればなるほど墓参りがおっくうになり、そのお墓を支えきれなくなったことによる「墓じまい」という現象が起きるわけである。

確かに「墓じまい」をした世帯では、今まで供養してきた自分の墓石が砕かれるのを見ると、とても心苦しく感じるでしょう。

葬儀で弔いきれなかった・・・といって後悔している方が多いはずです。

しかしながら都心に移り住み距離が遠くなったとしても、それぞれの世帯がきちんと墓参りに行ってればお墓自体は寂れる事はないのである。

田舎のお墓が過疎化になったことで墓じまいをし、その煽りからくる新しい納骨堂が出来たことに対しては、

プロの目線からすれば「変わる葬儀」ではなく「葬儀のスタイルが変わってきている」だけのことである。

供養

後悔しない供養を・・・と、自分の気持ちはどこに?

また、自分の身内の葬儀を、自分で取り仕切ったというおかしな話があります。

ハッキリ言えば葬儀社としては基本的にはタブーとされています。

なぜでしょうか?

それは感情が入り過ぎて冷静な判断が出来ない、冷静でないときちんとした段取りが組めないわけです。

そのせいで葬儀で取り乱してしまったり後悔する事が多く発生してきます。

お医者さんと同じで、自分の家族の診断は医師である自分で下せないのです。

感情が邪魔をして誤診により死亡させてしまったという事がよくありますよね。

葬儀社も故人の供養の為に頑張り過ぎちゃうと、後悔しか残りません。

プロの目線からすれば、自分で身内を仕切りたがる葬儀社は、本来の「葬儀の一番大事な部分をキチンと教育されてこなかった!わかっていなかった!」という事になります。

そんな葬儀社だったら安心して葬儀をお願い出来ないですよね。

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後悔する供養なら、初めからやらなければ良い

葬儀の祭壇や納棺花の選択で『好きなお花はありますか?』と聞く葬儀社もいます。

果たしてそのお花準備出来るのでしょうか?花は季節によっても市場によっても仕入れが困難な時が多いです。

年間を通じ常に栽培されている花もあれば、シーズン外の花もあるわけです。

お身内の希望に沿う事は不可能に近いでしょう。

葬儀社も花の仕入れ状況を事前に確認する下準備がないといざ旅立たれたとき花の手配が可能かどうか不安材料になってしまいます。

後になってお客様にがっかりさせてしまうので、期待値を上げ過ぎずそのニーズに応えられるかどうか適正な答えを伝えて上げるというのが葬儀社のプロ意識ではないかと思います。

お花に関しては私の場合、色を優先します。事前に花の仕入れに時間が掛かる事を前提とすれば、故人の好きだった花の色、これを聞き出しそれに見合う祭壇づくりを目指していました。

出来ない事を出来るに変えるのもワザです。しかし物理的に出来ないものは出来ないと正直に答えて上げるのも、葬儀社として大事な仕事になってくるわけです。少しでも参考になれば幸いです。

-神社仏閣

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