On Demand Street

人間関係でこれだけは知っておきたい 心理的情報など多彩に配信しています。

葬儀関係 神社仏閣

葬儀のマナー、100年後お墓参りもビルに変わる

投稿日:2018年2月3日 更新日:

葬儀のマナー、昔からのしきたりや作法、お墓参りの仕方など、100年後まで守っていけるのでしょうか。

葬儀儀式も10年周期で新しいシステムに変わってきています。

特に最近都心部や檀家数が多いお寺では、墓地スペースが少なくなり今や納骨堂をビル一角に収納されてきています。

お墓参りもビル1階でお骨が自動的にエスカレーターの様に降りてきて誰でも1か所でお墓参りが出来る。

といった施設がどんどん建設されて来ています。

Sponsored Link

葬儀のマナー、お墓参りの価値はあるのか?

本来、お墓は1人に1個のスペースで建立されるのが正式でした。

古いお寺や田舎の由緒あるお寺に行くと戦争で亡くなった人のお墓が、自然石のまま横1列に建立されているのをよく目にします。

そこから結婚した居れば夫婦一緒とか、家族一緒といった具合で、1つのお墓でその家族だった人たちのお墓参りが出来るように変わってきました。

1か所にまとまって同時にお墓参りが出来るのはいいシステムですが、お墓スペースが少なくなったのはどういう理由があったのでしょう。

人口が増えるばかりではなく葬儀に立ち会うと、よく高齢なのに独身だったとか、若いとき死別し新規にお墓を求めたとか。

近年では夫婦同じ所には入りたくないとかで、年々お墓に入る意識が散漫になってきている感じがします。

墓

葬儀のマナー、お墓参りのやり方やマナーも無くなる?

では、昔からの葬儀のマナーやお墓参りのマナーは100年後どう変わっていくのでしょうか。

私たちは生きていませんが、既に古いお墓は徐々に移設され、新しいビルを建設し、1つのビルの中で葬儀から納骨が出来、住職の自宅まで同じ建物の中に住居を構えるといった具合になっているのかと私は想像します。

現に私の地元では、1階から葬儀式場、2階には休憩場、3階はなんと住職たちの自宅になっていますからね。

葬主流だったころから現代まで、「通夜から精進落としまでを1か所で出来る」といった広告を出して現在の葬祭会館などが方々で出来上がりました。

何でも1か所で出来るのは宜しいことではあるが、その葬儀1つ、お墓参り1つを例に挙げても、将来人間がそこに集中したらビル周辺は一体どうなるのでしょうか。

Sponsored Link

葬儀やお墓参り、物に操られる時代がもうそこまで!

時間をずらしたり、おまけにお墓参りをする日にちまで指定されるのでしょうか。

考えてみると動かせないものを主に考え、動かせる人間が動かせないものに左右されるといった不思議な世の中になっていく気がします。

そこには、葬儀マナーやお墓参りマナーも簡素化され100年後には無くなっているかもしれません。

しかし我々葬儀業界では、昔から「野辺送り」など引き継がれてきた風習と新しく進出したシステムの両方を次の若い世代へと繋げていかなければなりません。

大きな課題が待ち受けています。

-葬儀関係, 神社仏閣

Sponsored Link
 

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

恋愛運や結婚式が違う?お坊さんたちの面白い結婚式

恋愛運や結婚式など世間では益々話題となっていますが、お寺のお坊さんたちは一体この恋愛や結婚の考え方は一般人とどう違うのでしょうか。 恋愛運が薄く夢の結婚式もできない男性や女性も増加している現代。 他方 …

お坊さんの呼び方お寺にいる僧侶の言い方の違い

お坊さんの呼び方に外国人もビックリ!? お寺にいる僧侶の言い方の違いとは

お坊さんの正式な呼び方、あなたは知っていますか。お寺で働いているお坊さんも1人から10人とお寺の規模によってお坊さんの人数も変わってきます。そしてまたそのお坊さんの呼び方や言い方も違ってきます。 外国 …

会葬礼状

会葬礼状はオリジナルで写真入、家族葬でも大事に扱われるものを

会葬礼状とは、葬儀の際に弔問客に対し御礼の気持ちを表すお礼状のことをいいます。以前は故人の経歴を表現したオリジナル会葬礼状が一時期ブームになっていました。 しかし近年では、家族葬も多く葬儀規模が縮小し …

葬儀費用ってこんなに高いの?知っているだけで得する節約術

葬儀は結婚式にも似て一生に一度っきりの行事です。 ゆっくり検討している時間も余裕ない、葬儀社の言われるがままに打合せが進んでしまう。 そんな声を聞いた事ございませんか? 実際、家族の大切な方が旅立たれ …

後悔しない供養、プロの目線から見る変わる葬儀とは

地方の過疎化が進み、それに伴いお墓かが寂れ、遺骨を整理し墓石を撤去する「墓じまい」というものが増えてきている。 また都心のお墓も平均価格で200万円を超え、お墓を買うことが出来ずに悩んでいる世帯数も増 …

ブログ運営者:大林いっせい

平成から新年号に・・・日々大きく変わりゆくこの時代、人間活動の場としてその役割をストリートに変え、素朴な疑問や気になった事、そして日常のお得な情報はもとより健康の為に見逃せない食生活、人間関係でこれだけは知っておきたい心理的情報などまとめサイトとして配信しています。

フリーコンサルタント