新年度から新入社員として新しい職場で働き始めている人も多いのではないでしょうか。
新入社員として仕事の研修や人間関係のコミュニケーションなど、不安や悩みなどが山積みだと思います。
仕事を早く覚えて新しい会社に慣れる事はわかっていても、新入社員として具体的に一番初めにすべきことは何だと思いますか。
今回はそんな新入社員として一番初めにやる重要なポイントやアドバイスなどをまとめてみました。
新入社員はコミュニケーションの取り方を覚えるのが重要
新入社員として会社に入社した人は早く仕事を覚えて、先輩社員に追いついて行きたいと思っている人も多いようです。年齢的に若い人ほど仕事に対する熱意やチャレンジ精神が多いのですが、アドバイス的に説明するともっと重要なことがあります。それは、人間関係の調和コミュニケーションの取り方です。
新入社員が先ず会社に入社して一番不安や悩みを抱えるのは、仕事の内容よりもコミュニケーション能力の不足だと言われています。仕事を覚える事は勿論重要なことですが、これを知らないと新入社員として入社する前と入社した後では精神的に全く違ってきます。新入社員や中途採用で入った人に共通する事ですが、新しい職場でストレスや躁うつ病になる人も少なくありません。
単純に職場のストレスとは、新入社員として研修をし仕事を始めたのはいいが、自分の思っていた部署に配属にならず悩んでいる。また仕事の内容自体が自分に合わずに悩む人もいるが、それ以上に人間関係やコミュニケーション不足が原因のストレスが90%あると言われているのです。仕事以上に上司や先輩とのコミュニケーションが全てといっても過言ではありません。
それはどういう意味かというと、仕事を覚えたりするうえでサポートしてくれる人がいないと仕事も進まないからです。新入社員として研修期間にただ教わればいいというだけではなく、仕事を進めていくために必ず人間関係がどこまでも付随していきます。
人間関係でコミュニケーションが良ければ仕事も楽だし、わからない所も気軽に教えて貰えたりして早く覚えられます。またミスやトラブルも未然に防ぐこともできるのです。
しかし、自分が本当にやりたかった仕事でも、このコミュニケーションが上手く行っていないと、人間関係が原因で会社が面白くなく毎日が辛くなります。
新入社員として初めの数カ月で職場に馴染めないと、しまいにはせっかく入社した会社を辞める原因にも繋がります。あなた自身が会社の仕事で成功するかしないかは、この人間関係で決まるのです。
そのためにはコミュニケーションがとても重要になってくるという事です。仕事を覚えるということは後からいくらでも取り戻すことが出来ます。しかしコミュニケーションが上手く行かず、一旦崩れてしまうとそれを回復したり修正する事はとても大変になり、仕事を覚える2~3倍もの労力を必要とします。
よって、新入社員として初めにやるべきことは仕事を覚える事ではなく、職場の上司や先輩、同僚や仲間と適正な人間関係やコミュニケーションを築いていくことなのです。
新入社員としてコミュニケーションをとる方法
では、新入社員として具体的にどのようにしてコミュニケーションを取ればいいのでしょうか。それは、
「笑顔で挨拶する」
「雑談する」
ということです。
またこれに比例し、笑顔で挨拶や雑談する時間も重要になってきます。人間関係を深めるのに、「1週間に1回1時間会って雑談する」場合と、「1週間1日5分ずつ毎日会う」のとではどちらが有効と思いますか。
これは、ザイオンス効果「単純接触効果」と呼ばれるもので、「1週間1日5分ずつ毎日会う」のほうが有効になります。
ザイオンス効果とは、同じ人や物に接する回数が増えるほど、その対象に対して好印象を持つようになる効果のことです。1968年に、アメリカの心理学者ロバート・ザイオンスが広めました。彼の名前が「ザイアンス」と表記されることもあることから、「ザイアンス効果」と呼ばれることもあります。日本語では「単純接触効果」と呼ばれています。
このようなことから、1日1回ちょっとした挨拶や短時間の雑談でも有効的で、いろんな人と限られた時間内でいろんな会話を沢山した方が良いとされています。
ちょっとした挨拶や短時間の雑談でも良いので、
少しずつコミュニケーションの頻度を増やしていく事をお勧めします。
そうすることで新入社員のあなた自身、
人間関係が良くなりコミュニケーションを深めていくのにとても有効的になります。
無理しながら時間をかけてまで会話しなくともいいのです。
余計にストレスがかかって無駄になってしまいますからね。
この新しい年度を楽しく働きやすい職場環境を整える為にも、会社職場の人間関係のコミュニケーションを作って意欲的に仕事を頑張っていきましょう。