1970年代に子どもが偏食して栄養バランスを崩さないよう考え出した三角食べ。
主に東日本の学校給食で指導され、
パン→牛乳→おかず→・・・という三角形の食べ方を強制されたもの。
「同じ物ばかり食べていないでバランスよく食べなさい!」と
未だに言っている親御さんがいます。
昔は「同じものばかり食べる」のは行儀が悪いとも言われてきましたが、
医学的根拠は全くありません。
むしろ現代ではこの三角食べは太る原因となってきているのです。
ではいったいこの三角食べはなぜ太るのかをわかりやすくまとめてみました。
三角食べはなぜ太るのか
その理由は、
- 早めに炭水化物を食べると血糖値が急上昇し、肥満になるなど体の負担が大きくなる
- ご飯に合うようおかずの味付けが濃くなり、一度にご飯を食べる量が増える。
というもの。
早めにご飯を食べ、おかずと一緒に食べる事で
ついついご飯を食べる量が多くなってしまいます。
すると体内では、血糖値が急上昇。
これを下げる為エネルギーとして消費しきれない分を
インスリンが脂肪としてどんどん蓄えてしまうといいます。
これが起きてしまう三角食べは、肥満になりやすいのです。
大事なのは食べる順番、太る原因を抑えられる
食事は、たんぱく質や脂質から食べると太りにくいといいます。
根拠となるのは、2017年米国のタフツ大学で行われた最新の研究です。
最も血糖値を上げる
「炭水化物+食物繊維」パンと野菜を摂った場合
「炭水化物+タンパク質」パンと肉を摂った場合
とでは、後者の「炭水化物+タンパク質」の方が
血糖値を下げる効果が高いという結果が出ました。
この理由として、先に肉や魚を食べる事により、
胃の中での消化時間が4~5時間掛かり、後で食べた炭水化物が消化が遅れ、
血糖値がゆっくりでしかも上がり過ぎないのです。
これはあくまでも太らない理想の食べ方ですが、
たんぱく質や脂質を食べてから最低でも3分後に炭水化物を食べると
糖の吸収を抑えてくれるという効果がある。
しかし、この方法ではご飯が最後に残ってしまうので楽しみが半減しますが、
興味のある方のみ実践してみて下さい。
効果が得られるかもしれませんよ!
健康フルーツジュースも太る原因に!
健康のためにとフルーツジュースを手作りで作っている方も多いのではないでしょうか。
果物の中にはミネラルやビタミンなど体にいい栄養素がたくさん詰まっています。
しかし、フルーツジュースには糖分が多く健康ではあるが太る原因も含まれているのです。
フルーツジュースには脂肪を作りやすい果糖が含まれているので要注意!
果物に含まれている果糖は、普通の糖分ブドウ糖とは別の物です。
果糖はコメなどの普通のブドウ糖よりもエネルギーになりにくく、
逆に中性脂肪として取り込まれやすいのです。太ってしまう糖分です。
そして、コップ一杯のジュースを作るには沢山の果物が必要で、
例えばオレンジジュースコップ1杯に、オレンジ3個も必要になります。
そのまま食べるときより、果糖を摂りすぎてしまうのです。
バナナジュースを使う時が要注意
実はバナナは、果物の中でも糖質が多く含まれています。
そして家庭の食卓にこれを出しているという事は、
知らず知らずのうちに多くの糖分を家族に与えてしまっています。
更に絞るタイプのジューサーの場合、
果物に含まれる食物繊維をしぼりカスとして捨ててしまうのです。
食物繊維は腸内環境を整えたりするのに役立つことが摂取できなくては無意味。
果物にはビタミンやミネラルが多く含まれている為ジュースにせず、
食後にそのままの形でゆっくり噛んで食べると良いようです。
美味しいものや、栄養価値の高いものは形が有った方が
最後まで続けられると思います。
是非参考にしてみて下さい。