よく痩せるためにサラダなど食物繊維に摂る油を減らしてしまっている方が多いようですが、
実はこれダイエットには逆効果なのです。
油はカロリーが高く体に悪いというイメージで、
今までは摂取すると太りやすいと思われてきました。
しかし油の中の脂質によって代謝がアップし太らないのです。
油を摂取すると太らない
油にも種類があり、サラダ油・ごま油・えごま油・オリーブオイルなど植物を原料として出来たこれらの油は、必須脂肪酸という物質が含まれています。
必須脂肪酸は人間の体では作り出すことが出来ず、食べる事でしか体内に入れられないものです。
その上、この必須脂肪酸はなんと体内の脂肪を燃やす働きをしてくれて太らないということになります。
油の中で特にオススメなのは「オリーブオイル」で、油は体内で酸化してしまうと有害物質になってしまいますが、非常に酸化しにくい性質を持っているのです。食事をする時には、油を一緒に頂きましょう。
太らないのはどっち①
「白米」と「チャーハン」では「チャーハン」の方が太らない。
チャーハンでは油が糖質であるコメのコーティングをしてくれているからなのです。胃の中に入ったチャーハンは、消化・分解されてブドウ糖になっても油でコーティングされた状態。太る原因とされている糖質の吸収を、コーティングによってゆっくりにしてくれることから太らないのです。白米とチャーハンを食べた場合、どちらがゆっくり吸収されるのか、主に糖尿病治療に使われている血糖値測定器(FreeStyleリブレ)で実験を行いました。
血糖値高い=血液中の糖分が高い=太りやすい
- 白 米・食後90分後の血糖値は173
- チャーハン・食後90分後の血糖値は145
なんとチャーハンの方が血糖値が低いことが実証されたのです。このことから、油は太る原因ではなく、むしろ太らないために欠かせないものになっています。油抜きの食事はやめましょう。
太らないのはどっち②
「ほかほかご飯」と「冷えたおにぎり」では「冷えたおにぎり」の方が太らない。これは冷えたおにぎりの方がでんぷんの形が変わり「難消化性」といい、ゆっくり消化されてゆっくりと血糖値が上がるため太りずらいと言われています。コンビニのおにぎりなどはその良い一例です。
太らないのはどっち③
「焼かない食パン」と「トースト」では「トースト」の方が太らない。こちらも焼くことによりでんぷんの形が変わり「難消化性」が増えるという事なのです。
ダイエットのために肉の脂身を外さなくても太らない
豚肉を食べるとき、食べた脂肪は体の脂肪になるわけではないのです。食べた脂肪は体の中で、細胞の膜・ホルモン・胆汁を作る材料になり皮下脂肪として貯まる余地はほとんどありません。また、余った脂肪は便として排出されてしまうので、肉の脂身を外さなくても太らないことになるのです。このことから、美味しい豚焼肉の油(脂身)は取り除かずそのまま食べましょう。
ラーメンの食べ方
麺も糖質の多い炭水化物であり、最初に食べると血糖値が大きく上がります。太らないためには食べ方か重要で、血糖値の急上昇を防いでくれるチャーシューから食べ、脂肪分で胃に膜を張ります。その後、モヤシ・メンマなどの野菜、そして最後に麺を食べるのが正しい食べ方です。
パン・パスタの食べ方、太らない方法が見つかった
パンやパスタは小麦粉製品で、炭水化物であり代表的な糖質。摂り過ぎはダイエットの敵となってしまいます。しかし、このパンやパスタを食べるときの最強の味方は、ワインなのです。その理由は・・・
ワインは血糖値を下げることで太らない
2007の研究では、「パンだけ食べた時」と「パン+ワインを食べた時」のそれぞれの血糖値を調べると、「パン+ワインを食べた時」の方が血糖値が低いのです。つまり糖分の吸収が緩やかで、ワインを飲みながらパンを食べたほうが太りにくいという結果だったのです。
なぜワインが血糖値を上げにくくするか
皮や種から出る赤い成分はポリフェノールの一種である「タンニン」は、
糖の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇を緩やかにしてくれる。
皮を剝いて作られる白ワインの場合は、
タンニンはわずかしか含まれていないが、
酒石酸というものが同じように糖の吸収を抑え、
食後の血糖値の上昇を緩やかにしてくれる。
お酒を飲みながら炭水化物を摂ってしまいがちな人は、
なるべくワインを選びましょう。
但し、ワインはグラス1~2杯が理想的です。
このことから、太らない正しい食事術はあくまでも、
摂取カロリーが多いか少ないで太る太らないを判断してはいけません。
お腹についているのは脂肪だから、
脂身や油の成分を食べなければ太らないということを信じてしまっているのです。
それが間違っているのです。
ぜひ参考にしてみて下さい。