世界でも日本だけだ!と日本文化の常識は外国人が見るとビックリされて不思議だらけだと言われています。近年海外旅行を計画している方も多いと思いますが、日本人が海外に行って見ると日本で常識だと思っていた事が「180度違う」と感じることが多いのです。
また逆に、私達が何げなく見ている日本の生活風景も、外国人から見ると不思議で驚く良い意見や残念な意見も見えてきます。例えば、日本では当たり前!?アメリカでは外国人に嫌われるマスクは付けない!
これは疫病が流行っていると思われて返って怖がられてしまいます。これは海外でマスクをすることによって「自分は感染症にかかっており他の人にうつさないようマスクをしている」と受け取られてしまいます。
日本では風邪などにかからないよう予防のためにマスクをしているのに対し、海外ではマスクをしていると外国人は遠のいて行かれ日本と全く逆パターンなのです。
そこで今回は、世界と比べて私たちがごく当たり前に思っているものが、外国人からから見ると実は珍しいと思われてる日本文化の驚く凄さをいくつか紹介します。
外国人が感激する日本文化
日本の街角で「自動販売機」がたくさん有り何げない風景は治安が良い証拠
【外国人が驚く意見】
・私はアメリカ人だけど大好き!きっと日本がとても安全だから沢山あるんじゃない?田んぼの近くにまで置いてあったよ!あれにはびっくりして声が出なかった!
・イギリスでは中のお金を盗む人がいるので道には絶対置いていない。
・冷たい・温かいが選べるなんて初めて見た!フランスには無いわよ!
外国人が日本に来て誰でも驚くのは「自動販売機」の多さです。世界の自動販売機の普及台数を見ても、アメリカの普及台数はダントツの約650万台ですが日本より面積は広いのにこの数字です。
一方、日本は狭いのに約500万台となっておりこれを見てもアメリカよりも日本の方が売上高も大きいことを証明しています。また、日本に劣らず海外にも自動販売機はありますが、日本文化の珍しい所は「屋外にあること」なんです。治安の悪い海外の自動販売機は盗られないように鉄格子が設置されており、現金投入口と商品受け取り口だけが開いているだけという所もあるのです。
通常アメリカなどは自動販売機というものはビルの中にあり、日本の様に外の道路に並んでいるのは外国人にとっては珍しいことなのです。また、同じ自動販売機の中に冷たい・温かいの2つ入っているのは誇り高い日本独自の技術なのです。最近ではイノベーション自販機が進出し、スマホでまとめ買いすると割引になり、外出先の都合のいい場所で小銭を出さずに受け取る事が出来たりします。さらに自分が買った飲み物を他人にプレゼントするこも出来るようになりました。
日本の駐車場は車をバックで停めていると外国人は驚く
【外国人が驚く意見】
・スウェーデンでは車をバックでは止めない!
・イギリスでは真似できないが狭い所にこんなに綺麗に駐車出来るなんて日本人はキチンとしている。
・スペインだったら駐車線を無視してど真ん中に止めちゃうね!
外国人は頭から入れて駐車するのが一般的であり、その方が買い物荷物などトランクに入れやすいというのだ。しかし外国のやり方は駐車場が広いから出来る事であり、日本は道路も狭くバックの方が小回りもきくし、バック駐車の方が沢山駐車できるというメリットがあるのです。限られたスペースを有効活用している日本の知恵とでも言うべきものです。
外国人は街中でタダで貰える・・・と驚く「ティッシュ配り」
【外国人が驚く意見】
・アメリカ人は、すごく役に立つものだから私も欲しいわ!良い習慣だよね!
・スイス人は貰って助かったよ!日本は暑いから汗が拭けるよ!
・無料ティッシュは初めてで良いアイデアだと思う!
ティッシュ配りを無料で沢山行っているのは日本だけで、外国人はとても驚くばかり。ティッシュと広告が一緒なら誰でも受取りやすいという発想からで、これは日本独自の宣伝方法です。試験的にユニクロがニューヨークでティッシュ配りをしていた時はいいアイデアとしてニュースになり、ウィキペディアにティッシュ配りのページまで新しく作られました。
外国人が怒っている日本文化
ドイツやアメリカは高速道路無料、外国人が驚く高速料金高騰化
【外国人が驚く意見】
・スペイン人は「それは高すぎる」
・ドイツなんて無料です。日本は凄く高い!道路にお金なんて払いたくない!
ドイツやアメリカは原則無料という高速道路料金。日本の料金を基本とし比較すると
- アメリカ 無料
- ドイツ 無料
- 中国 6分の1
- イタリア 4分の1
- フランス 3分の1
- イギリス 2分の1
・・・こんなにも安いのです。
日本の無料化できない理由
日本以外の国は高速料金が半分以下という場合が多く、他国と比較しても日本は高すぎてどこにもいけないと嘆いている方も多いのではないでしょうか。日本の高速料金も元首相田中角栄時代にかつてはタダにするという美味しい話も出ていました。
料金プール制(昭和47年)この狭い日本の至る所に高速道路を張り巡らせ、全国を一本の道路として、全体にかかる費用を全体収入で賄い、高速道路は無料にするという計画でした。
しかしあれから50年経っても無料にはならず、高速道路を日本中に張り巡らし便利になった一方で、採算が取れない赤字路線を賄わなければいけなくなる事態になってしまったのです。これではいつになっても高速道路無料化にはならない。せっかくの日本文化を外国人観光客の負担になる誤った計画を見直す時期に来ているのではないでしょうか。
外国人が驚く日本の風景、街は信号と電柱だらけでおかしい
【外国人が驚く意見】
・ドイツ人はこんなに電柱が多いのは見た事がない!
・スペインでは電線など地下にあるから、日本の風景がおかしく凄くショックを受けた。
・ノルウェーにはこんなにないが日本の信号は邪魔だなと思う。歩いていても何度も止まり待ち時間が長く迷惑だ
・フランス人は自転車に乗るとこの日本の信号機には面倒臭くイライラする。また信号機かよ!って
町の至る所に電柱や電線が張り巡らされて、信号機も沢山ありすぎて外国人はとても驚く一方で不満も多い。せっかくの日本の景色が邪魔になったり、電柱が立っているせいで交通の妨げになり倒れる危険性もあるこの現実。徐々に地下埋設工事が進んではいるものの、完全に電柱が無くなるのはまだまだ先のよう。
これって本来世界の常識となっており、欧米やアジア諸国では既に取り組みが進んでいるが、日本は予算の関係からかなり遅れをとっているのが現状である。また、信号は国の面積で比較すると信号機の密度は世界最高ランクで、外国と比較しても日本はイギリスの約5倍、アメリカの約16倍とも言われています。
それほど多く、この信号の多さは横断歩道をスムーズに渡り易いようにという配慮であり、いわば歩行者優先だからだ。外国人が驚くのは当然である。
海外では車優先の国が多く、大きな交差点に信号を作るのではなくフランスの凱旋門の周りを周遊するかのようにラウンドアバウトという方式と採っている。この方式をとることで、当然ゆっくり入れば出口を間違わない限り事故は少ない。実際オランダで信号機をなくしてこの方式にしたら事故が10分の1に減ったという結果になっています。
日本でも採用する予定だったが、広大な面積が必要になり、交通量の多い狭い都市部では普及が難しく、外国の様に発展していないわけです。日本の道路もこの信号のお陰で渋滞が絶えない所も数多い。歩行者のことを重視するのもいいが信号を減らして渋滞緩和に尽力してもらうのもこれからの課題ではないでしょうか。
外国人がおかしいと思っている日本文化
外国人が驚いた日本の「〇×の表記」がおかしい!?
日本の場合、正しいのは〇、間違っていれば×の表記をしますが、子どもが学校で100点満点の答案用紙を持ってきた場合、外国では「全部間違い」という風に取られてしまいます。基本的に記号の意味が日本と外国では全く違うのです。
- 日本 ➡ ○=OK ×=NG
- 外国 ➡ ○=NG ☑・×=OK
この様に100点満点に〇印は日本だけにしかなく、確かに
- 〇 ➡ 空白や0の意味に捉えがちで否定的なイメージになる。
- × ➡ アルファベットのX(エックス)に間違いやすい。
- △ ➡ 日本だけの「どちらとも言えない」外国では使わない。
- ◎ ➡ 日本独自の記号
記号は万国共通だと思っていると大変なことになってしまいます。
外国人が驚く日本文化、「表札」を出すのは日本だけ?
【外国人が驚く意見】
・私生活を他人に知られたくないわ!」「アメリカ人」
・変な日本文化ね?私は此処に住んでいるよってアピールするなんて驚きよね!「アメリカ人」
日本人であれば家の前に表札を出すのは常識と思っていましたが、外国人からみても世界では実に珍しい習慣でこれは日本だけだそうです。海外、特に欧米ではハウスナンバーと呼ばれている番号が各建物に付けられており、「6412」など、アメリカなどは道路を境に偶数であったり奇数であったり規則正しく数字が並んでいて宅配・郵便などは見つけやすいといいます。
中国では「王」や「李」など苗字の種類が少ないので同じ苗字ばかりで表札を出す意味がなくハウスナンバーの方が効率が良いとも言われています。日本でも細部にわたり住所が細かくあるので名前を出さなくてもいいように思われますが、一体なぜ表札を出すようになったのでしょうか。
表札が広まった日本ならではの理由
それは地震大国だからこそ生まれた日本文化。1923年(大正12年)関東大震災があり焼野原になった中で自分の消息を知らせる為であり、また自分の所に他の家が建ってしまう恐れもあり、そんな不安から日本人が皆表札を出すようになった由来とも言われています。それ以前には表札らしきものはなかったかったそうです。
日本独特の文化「すぐ謝る日本人」に外国人が驚いた!?
【外国人が驚く意見】
・ルクセンブルクから来た外国人は、日本人は何も悪くないのにすぐ謝るのに驚いたよ!
・日本人は誰かとぶつかってもぶつけられた人の方が謝っているのに驚いた
・イギリス人は日本の車に道を譲っただけで頭を下げられたよ。
・オランダではこんなの無く、そもそも頭など下げない
この様に外国人が「どうして日本人はすぐ謝るのか?」という声が非常に多いですよね。この大きな理由として、なるべく対立をしないように気配りからすぐに謝るというもので、謝らないと世間が収まらない!取りあえず謝っておこうというおかしなものです。危機管理のセオリーとして、企業の不祥事の時はまずは謝罪するのが当たり前になっています。
外国人は悪いと思っても何故すぐに謝らない!?
謝りたくない人たちがアメリカ人であり、自分の非を認めるという事が大きなことであると捉えている人がとても多いのです。
海外での謝罪 ➡ 自分の非を認める ➡ 裁判で負ける可能性がある
このことから、自分の非を認めた時だけ謝る。つまり 謝罪は賠償金を払うなど責任を負うという受け止め方になってしまうからなのです。
- 日 本 ➡ とりあえず謝ることから始める
- アメリカ ➡ 謝ることよりどうやって解決するかという事を考える
日本と外国ではこのような文化の違いがあるのですね。
外国人がややこしいと思っている日本文化
外国人にはややこしい!日本の西暦と元号の使い方
【外国人が驚く意見】
・日本人はややこしくないの?本当に使うの?イギリスでは全くないよ
・これって何でだよ!?と思った。ロシアでは考えられないが日本では歴史的にそうなっているから仕方ないのか?
・今の天皇の年っていう事だよね。
明治~大正~昭和と続いてきた元号は日本だけの文化でしょうか。世界的に見ると西暦ではない数え方をする国は結構あり、
- 西 暦2018➡元年とはキリスト教文化でキリストが誕生したとされる年
- ヒジュラ暦1439➡元年とは預言者ムハンマドがメッカから移住した年
暦というのは、ある過去の出来事を起点に続いているというのに対し、日本の場合は天皇が変わる時、新たに数え方を変える(※明治憲法以降ルール化)
こういうものは本当に日本独自という事です。しかし日本の天皇と同じように、言い方を変えて使用している外国もあるのです。
- イギリス➡王様の名前で表現(エリザベス女王・ジョージ2世の時代は・・・)
- アメリカ➡10年区切りで表現(1970年代、1980年代・・・)
元号を使用する目的とは、皇帝が時間まで支配するというものでこの元号が中国からアジアに広がって行ったのですが、いま元号を使っているのは何と日本だけなのです。日本の市役所など原則として公的文書は元号を使用します。また官公庁のパソコンシステム西暦ではなく元号で組まれているものが多いが、表面化しない個所では西暦に統一しようという意見も出ています。
しかし我々日本人も面倒くさいことは苦手です。来年2019年は天皇が即位され、年号も平成31年から今だ何になるかわからない状況。そんな中カレンダーの印刷業者や手帳印刷も年号を入れないで印刷したり5/1は祝日になるかどうかも分からないでの印刷を進めている。お客の中にはスケジュール管理するだけだからさほど関係なく年号を入れないでもいいという声も多く、もう西暦で統一しても良い時代ですよね。
外国人が大絶賛する日本文化
外国人の皆が驚く!?日本人が使う日本語に大絶賛
【外国人が驚く意見】
・スペイン人から見ると、言葉がたくさん有りすぎて困る。だから日本人はいつも勉強しているのね?
・ドイツ人は日本語を3種類混ぜて使うの?面白いね!だからいつも勉強しているんだ
・カタカナにひらがな、一番難しいのは漢字かな?イタリア人にとっては大変だわ!
・イタリア人留学生には、日本語が難しいから面白い!漢字は絵やイメージなど物語を考えると簡単に覚えられる
・1つの漢字に読み方が沢山あり覚えても覚えてもどんどん直ぐ新しい読み方が出てくる。アメリカでは英語26文字しかないのにひらがな・カタカナ・漢字と日本語は強敵だよ!だから面白い!
日本人は外国人と比較すると日本語の文字を3種類同時に使い分ける技術があり大変不思議がられています。世界には日本のように3種類もの文字を日常使っている所なんて全くありません。例えばTV 番組のタイトルでも、漢字 ひらがな カタカナ全部使っていることがよくあります。
世界各国で日常的に使用されている文字は28種類ほどあると言われ、主に
- 英語はアルファベット
- 韓国語はハングル文字
- ロシア語はキリル文字
ほとんどの言語の文字は1種類で、日本のように 3種類同時に文字を使い分けているのは世界でもかなり特殊で非常に珍しいと言われています。
「東京2020 W杯みちのくインターハイ」なんて、アルファベットと漢字や数字を組み合わせたらなんと5種類の文字を普通に使っている。すごい国だと思いませんか?日本はなぜこんなに多くの種類の文字を使うようになったのでしょう。
元々日本で使われていたのは大和言葉といって文字がなかった=話し言葉のみ
ひらがなは女性がラブレターを書くために作られたもの。
古墳時代に中国から漢字が伝わり、そこで初めて文字というものが出て始め公的文書には漢文が使われるようになりました。日本最古の古事記も元々は漢文で作られていたのです。でも漢文だと文法を勉強しないと読み書きできず、今で言うならローマ字のような感覚で当て字にするようになったのです。大和言葉に漢字を使って表現するという事が始まったのです。
例えば「也末」や「波奈」当時漢字は高い身分の人が使うものであり、特に漢字は男性が使うイメージが強く、それに対し女性は漢字で手紙が書けないので万葉仮名を使って手紙を書いていたのです。
由来は、万葉仮名を崩して使用しているうちにひらがなが生まれたのです。
- 「波」・・・ひらがなに崩すと「は」
- 「奈」・・・ひらがなに崩すと「な」
- 「也」・・・ひらがなに崩すと「や」
カタカナも平安時代、当初漢字だけを使って読んでいたお経をメモする為に、寺の僧侶が考えたもの。その漢字の一部を抜粋してメモにしていたのです。わかりやすく言えば、
- 伊・・・イ
- 江・・・エ
- 加・・・カ
- 多・・・タ
- 千・・・チ
- 三・・・ミ
一部ですがこれなどは皆さんにも理解しやすいと思います。
ひらがなやカタカナ、漢字など全く読めなくなっていたら日本の今の生活はどう変化していたでしょうね。