夫婦生活の中で妻が急に怒るのは理不尽だと思っている男性諸君、あなたの心構えが間違っています。
理不尽とは「物事の筋道が通っていない」という筋の通らない無茶苦茶なことを言っている事を意味しています。
しかし妻も女性であり、過去の体験記憶から生まれつき女性脳に備わっている母性本能から、男性よりも様子や気配を見てこうだという察知能力が極めて高く、妻からの精神的虐待も少なくないと言われています。
今回は、「夫が何をしても妻は怒る」「昔の事を持ち出してはすぐ喧嘩になる」その理不尽な怒りに対し、夫に必要な攻撃回避術についてまとめてみました。
妻が急に怒る!?理不尽な怒りは母性本能の表れ
皆さんは、自分の妻と喧嘩し言い合いになった時「妻が急に怒る!ちょっと理不尽だな~」と感じた事はありませんか。
例えば、夫が妻に料理をおねだりしてせっかく作って貰ったのに、その後お腹が空いたと弁当を買って食べていた所を見られ、妻が急に怒り出し「2度と作ってあげない!」と言われた場合、何が何だか分からない時が有ります。
そしてその妻は5年や10年前の出来事を、夫婦喧嘩する度に「あの時はこうだった!」と延々に言い続けてきます。なぜ10年前の事を持ち出してやたらと怒るのでしょうか?
男性は時効ルールを勝手に作ってしまい、例にもあるように夫は「たかが弁当を買って来ただけで・・・」という安易な考え方ですが、妻側からすると「絶対反省していない!」「時効なんてない!」と言うのです。
これだけでも夫側と妻側から夫婦間の意見が違うのですが、ではどうして男性から見て「理不尽」と感じてしまうほど妻は怒るのでしょうか。
その根本には女性脳が有ると言われ、妻には言葉を喋る事の出来ない赤ちゃんの様子を気配で察し、大切に育てるという人生の歴史を持っているのです。
実は、男性よりも妻の方が様子や気配を見てこうだという察知能力が極めて高いのです。
男性は基本的に妻の気持ちを察することが出来ず、妻に対する愛が足りないという結果になってしまいます。男性から見た時は「理不尽に妻が急に怒る」と言うことになってしまうのです。
妻や女性たちは「疲れたよね?」などと労ってほしいのにそれを言ってもらえないという不満を常に抱いています。
部屋の電球が切れている時、妻は「自分でやるからいいよ!」と言われた場合など、夫であるあなたはどう答えて上げますか?手の届く範囲であればそのまま普通に「やりなさい」と妻に言う人も多いのではないでしょうか。
しかし妻が「自分でやるからいいよ!」という言葉の裏には実は本当の気持ちがあるのです。それは「察して自分からやってよ!」と思っています。
男性からすれば「言ってくれればいいじゃん?」と反発したくなるでしょう。それがダメなのです!妻が急に怒るなど、いかにその怒りを買わないようにするための黄金のルールがあるのです。
この場合、男性は「事実の通信線」しか回路がありません。しかし妻(女性)にはもう一本「心の通信線」という回路があり、ここを軽視するとエライことになるのです。
事実と心をグラフにしてみると
事実として肯定する・事実を否定する。これに対し心の面で肯定する・否定する・・・と4つに分かれ世の中にはどれかに分類できます。実は、女性同士の会話は、①と②の部分で行われているのです。
例えば女性が何人かで食事会を行うためにファミレスに行ったと仮定します。
一人の女性がデザートを選んでいる時、「イチゴフェアをやっている!イチゴ美味しいよね~」と言ったとすると、他の女性陣も「イチゴ良いよね~」と一人の女性の気持ち「心」を否定しません。
じゃあ他の女性陣はイチゴを頼むかと思いきや「私は小倉のあんみつ!」「私はショートケーキ!」と気持ちには乗るけれど事実は否定するといったこのコミュニケーションをしなければいけないのです。
女性と会話する時は「共感」という事が一番大切になり、先ずは「分かる分かる!」「そうだよね~」と共感する所から入り込み、「でもさ~」と事実を否定すればいいのです。
この様にこのコミュニケーションを家庭の妻と頑張ることによって、急に怒るという事が少なくなって行くのです。
男性にとってそんな事「面倒臭い」「空気読んでいるつもりなのに!」と思うかもしれません。しかし、最近妻は「急に怒り出す」「口調がキツイ」「イライラしている」と感じてもその怒っている本当の理由が夫には分かりません。
そもそも妻が怒っている理由は「今目の前で起こっていること」ではなく、日常生活の中で起こっている長期の記憶が脳に保存され「感情が増幅され一気に溢れだす」ことによるもの。
一生それが継続する場合もあり、男性は「理不尽で不機嫌」の道に一度は足を踏み入れてしまう事実を知っておかなければならないのです。
夫にとっては甚だ危険で、妻が急に怒る理不尽さは「期待」の裏返し、可愛い妻ほど変貌したり、夫一筋のうぶな妻ほど「理不尽で不機嫌」が続くので要注意です。
いかに日頃から夫は心の通信線を大事にし愛する気持ちをぶつけていく事により、妻の理不尽で急な怒りから回避する一つの手段と言えるでしょう。
脳科学の女性研究者が女性の気持ちが分からない世の中の男性たちに書いた話題のベストセラー
「妻のトリセツ:黒川伊保子著」の一説からまとめてみました。
妻にとって察することはそのまま愛の証であり母性本能であるという論理に基づいて書かれている本です。
興味のある方は一度手に取って読んでみてください。