恋愛運や結婚式など世間では益々話題となっていますが、お寺のお坊さんたちは一体この恋愛や結婚の考え方は一般人とどう違うのでしょうか。
恋愛運が薄く夢の結婚式もできない男性や女性も増加している現代。
他方でお坊さん達も恋愛運から憧れの結婚式に縁遠く、最近では坊コンも増えそこに一般女性が集まるという面白い現象にもなってきています。
そこで今回はそんな男性お坊さんの恋愛運から実際の結婚式に纏わる違いなど面白い話題にフォーカスしてみました。
恋愛運が薄いお坊さんはモテるの?結婚式はやるの?
恋愛運が薄いお坊さんでも、お寺の次男のお坊さんは特定の女性にすごくモテるといいます。
女性と出会う機会が無いのになぜモテる?実は跡継ぎがいない「お寺が実家の女性」はお婿さんを探しているのです。
出会いから恋愛に発展、キチンと結婚式をし婿養子に入りお寺を継いでいるといいます。
一方お寺の長男は、普段出会う女性は60代の檀家さんばかり。
近年では恋愛運を上げようとお坊さんとの出会いを求め合コンならぬ坊コンを各地で開催。
恋愛運が薄くてもそんな催し物があれば結婚式も夢じゃないですよね。
恋愛して結婚式する事は仏教的にどうなの?
宗派によって考え方や解釈は様々ですが、恋愛運の薄い男性のお坊さんは普通に恋愛して普通に結婚式を挙げてもいいのでしょうか?
実は仏教には戒律(修行者が守るべき決まり事)があり「男はむやみに女性には触れてはいけない」と言われ、どちらかと言えば仏教的には駄目です。
しかし基本的には微妙な中で恋愛し一般人と変わらず結婚式まで行います。
これは一般の悩み苦しみを知らないといけないし、お寺の後継者(子孫が途絶える)を考えた時避けて通れないものだと思うからです。
昔、浄土真宗の開祖親鸞聖人が、浄土宗の開祖法然上人に相談に行った中で、
「お念仏が大事、一人でお念仏を唱えにくいのなら結婚しなさい!結婚してお念仏を唱えにくいなら一人で居なさい!」
と、まさにお念仏重視の話もありました。
そんな中、今はお坊さんのデートも、女性シンガーのコンサートに行ったり、京都のお寺探索で自分たちが修行した寺とか世話になった寺で裏話をしたり、モミジがきれいな所にも行くそうです。
お坊さんも他の宗派寺に行くことで学びが多いというのも特徴で、お互い憧れの結婚式を目指して日々修行しているというのがうかがえます。
お坊さんの結婚式はどんな形?
もちろん結婚式は上げますが仏前結婚式です。そこで意外と知らない仏前結婚式と一般の教会結婚式の違いや特徴をここで紹介します。
入 場・・・
(教会式)バージンロードを歩き参列者が祝福の拍手で迎えます。(白スーツ・ウェディングドレス)
(仏前式)新郎新婦が御入堂し参列者が一同合掌します。(袈裟・白い着物)
讃美歌斉唱・・・
(教会式)新郎新婦参列者が全員で讃美歌を歌います。
(仏前式)新郎新婦参列者がお経を唱えます。これは仏様に2人の末永い幸せと健康を祈るためです。
指輪の交換・・・
(教会式)お互いを永遠に愛し慈しむ誓いの証として指輪の交換をします。
(仏前式)仏教徒のシンボルである数珠をお互い交換し、仏様とご先祖様末永く幸せな家庭を築くことを誓い合います。数珠の質も一生涯使える数珠を交換。この時の交換する数珠は結婚式に限り「数珠→寿珠」に変わります。この後、焼香をするのが定番になっています。
見送り・・・
(教会式)ライスシャワーを撒きます。
(仏前式)散華(さんげという蓮の花びらを模した色紙)を撒きます。
結婚式で花嫁が万一ウェディングドレスを着たいと駄々をこねたらどうするの?
お寺によってウェディングドレスを着てもいいところもあり、和装じゃなくてはいけないという決まりはありません。
【番外編】キリスト教の場合、神父さんは自由に恋愛や結婚式は出来るの?
日本ではカトリックとプロテスタントに分かれており、カトリックの神父さん(男)は結婚しません。これは教会と結婚して教会のために全人生を捧げるという意味があるからです。万一、神父さんに好きな人が出来た場合は振る(諦める)しかありません。片思いのままAKBを見ている感じですね(笑)
プロテスタントは、牧師と呼ばれ、恋愛や結婚式も普通にできます。出会いは教会で、昔から社交的な場所であり恋愛運も高く結婚に至ることがとても多いようです。
お寺のお坊さんも修行の中での恋愛や結婚はなかなか難しいものです。
しかし私なりに考えてみれば一般の現代人は結婚が一番の修行みたいなものです。
独身の皆さん、恋愛運が無くても諦めてはいけません。憧れの結婚式まで修行をし結婚生活も修行と割切り頑張りましょう!少しでも参考になれば幸いです