平均寿命が80歳から100歳と延び、人生100年時代が到来すると言われている世界一の長寿国日本。確かに人生100歳まで生きれれば楽しいかも知れませんが、人間長生きする時一番怖いのは年をとってから認知症になることです。
特に現在認知症になっている日本人は約500万人、約10年後には1000万人になるとも言われています。認知症の実験はマウスで成功していても人間に応用するのはとても難しく、現在の所予防はできても治療することはとても困難です。
そんな中、実は努力せずタダで長生きする(=健康寿命を伸ばす)方法があるのです。それは、自然の音を聞きながら生活することで寿命が17%も伸びるというもの。
中でも「自然の水の音」を聞く方法が一番いいと言われていますが、今回は精神的にリラックスし認知症になりにくく長生きする方法をいくつかご紹介したいと思います。
認知症予防しながら長生きしていく重要な方法
認知症を予防しながら長生きしていく最も重要な方法として2つ挙げられます。
- 目的・好奇心をもつ事
- 家族をもつ事
孤独が一番良くないのです。究極な認知症予防し長生きする方法は、もう一回人生をすることです。これは自分のお孫さんの世話をすることで、もう一度人生の繰り返しをする意味合いが含まれています。
また、男性の場合は50歳以上で結婚して子供を作り育てる事も、認知症予防には良い方法とも言われています。一方でお孫さんを育てることが出来ない人は、パートナーを作ったり、犬を飼ったりすることも認知症予防し長生きする手法の一つです。
認知症予防には懐メロを聞くのが効果的
冒頭でも説明しましたが、人間長生きする時一番怖いのは年をとって認知症になる事です。繰り返しになりますが、認知症予防はできても治療することはとても難しいと言われています。
しかし少しでもその認知症の症状を和らげるのに使われるのは音楽療法が良いようです。使用する曲はその患者さんが一番充実した人生を過ごしていた時期(20代~30代)に歌ったり耳にしていた音楽に触れると認知症の症状が和らぐ傾向があります。
認知症予防で「懐メロ」は徘徊・暴言など行動心理症状を和らげる
認知症は、物忘れの他に、徘徊・暴言など行動心理症状が出てくるのですが、懐メロを聞くことで和らぐのです。
懐メロはずっと聞いていた方がいいのですが、出来れば歌った方が認知症予防には効果的で長生きする励みにもなります。
認知症予防の他、大きな声で歌う事で誤飲の予防にもなる
特に、カラオケで大きな声で歌う事によってこの認知症予防効果と誤飲がなくなるのです。人に下手だと言われてもカラオケを大声で歌う事が大事になってきます。
特に高齢者同士でカラオケに行って懐メロを歌うと言ったら、家族の人は決して止めてはいけません。好奇心が欠落して長生きができません。
長生きの秘訣、聞こえない音の方が健康には重要
人間は20000Hz以下の物しか聞こえません。
特に若者は高音域の20000Hz迄聞こえるのですが年齢が高くなればなるほど聞こえにくくなるのですが、その聞こえない音が健康にはとても重要です。
昔聞こえていた虫の音も聞こえなくなるらしく、ウマオイムシ(すいっちょ)も聞こえなくなるらしいのです。
私も実験してみると200Hz~15000Hzなら聞こえます。
レコードからCDにする際2万Hz以上の音をカットした
実際の波形グラフを見てみると、レコードには人間が聞こえない高い音域まで収録されていますが、CDは20000Hz辺りで音がカットされています。
これは、アナログレコードの場合は人間が聞こえない高い音域も録音可能でしたが、CDにする場合は規格内のコンパクトサイズに録音する為、どうせ人間が聞こえない20000Hz以上の音はカットしてしまおうといった理由からなのです。
ところが今から10年くらい前に物凄く感度のいい人達が「おかしい!」と言ってアナログレコードを聞き始め一時ブームになりました。聞こえない音まで収録されたレコードは人間の心に影響大なのです。
森林浴で気持ちがリラックスする理由
5年前に東大の論文が発表され一番良く分かったことは、森林で聞こえる音です。
「森林の中に入ったら気持ちよくなる」・・・これは今まで木の中から出てくる芳香環の匂いだと言われて信じていたが、実は20000Hz以上の音だったのです。森から出る音で心が静まったり落ち着いたりしていました。
ベーコンの焼ける動画が流行っている理由
最近では、ベーコンを焼いている動画に人気が集中しています。
実は、ベーコンの焼ける音の周波数を分析すると、人の声などは1音ずつ高い低いの分布になるのですが、ベーコンの焼ける周波数は高い音と低い音が混ざり合い全てが埋め尽くされる状態だといいます。いわゆるベーコンを焼く音はホワイトノイズに似ており、これがリラックス効果に繋がるのです。
このホワイトノイズとは人間の耳で聞こえる音の範囲の上から下まで全ての周波数を含む音の事。例えば、川のせせらぎ・雨の音・たき火の音など、リラックス効果があると言われています。
これらの音は全てホワイトノイズに似た周波数なのです。このホワイトノイズには周りの他の音をかき消す効果があり聴覚から脳へ伝える情報を減らし、脳が休まりリラックス効果が得られるのです。
認知症になりにくい人には考え癖がある
認知症予防の前に、認知症になりにくい人には考え癖が3つあります。
- 「私はこれまで何をしてもらったかな?」と、よく考える人
- 「私ってあと何をして返してないかな?」と、よく考える習慣のある人
- 「あの人にまだこのこと誤っていないな」と、いつも気にしている人
など、この様な「自分はまだすることがある」という考え癖を持っている人は、認知症発症率が低い傾向があります。
また、ネガティブに「こんなにされて腹が立つ!」「今度仕返ししてやる!」という恨みはいけません。
しかし世の中に対する怒り・批判を強く持っている人は認知症予防には効果的で、認知症にもなりにくいと言われています。
要するに、「どうでもいい・・・まあいいか~」と、残りの人生を傍観者の様に過ごしてしまうと認知症になる可能性が出てきてしまいます。
長生きするには体型も小太りが理想的
肥満の程度を表す数値と言えば、体重と身長の計算で導き出されるBMI。
BMIボディマス指数
=体重(㎏)÷【身長(m)×身長(m)】
これが25以上だと肥満と言われていますが、実は小太りの人は日本人の中で最も長生きするのです。
肥満の世界の判定基準はBMI30以上が肥満。一方日本の判定基準BMI25以上が肥満と多少ずれています。
しかし、実際に長生きしている人のBMIを調査してみると25~30の範囲であり、これは日本では肥満となるが、世界基準だと肥満の分類に入りません。そのような小太りタイプのBMIは、世界基準だと肥満ではなく最も長生きすることが分かっているのです。
この理由としては、少し小太り状態の方が、健康状態がよく免疫力が高く、ガンや肺炎になりにくいとされています。
65歳を超えた頃から徐々に栄養不足とタンパク質不足のリスクが大きくなり、この年代だけを対象に考えれば、少し小太り体型の方が長生きという結果なのです。
つまり、若い頃から中年までは標準体重を維持し、徐々に小太りになることがベストです。男女共に最も死亡率が低いのはBMI25~30未満の人というデータもあります。
皆さんも肥満までには行きませんが、小太り体型を維持し長生きしましょう。
そして音楽を聴きながら日々のストレスを解消し、認知症予防に尽力してみて下さい。