お葬式マナーで一番に目につきやすい髪型。男性も女性も厳粛な儀式でこそ清楚な格好で参列したいものですよね。
昔は男性は袴、女性は着物と決まっており、時代と共にその様相も変わってきました。
それに伴いお葬式に適した髪型も変化しました。
最近では女性のワンピース姿が定番で、髪型もロングやボブ、ショートと様々です。
特にお葬式にはこれでないといけないという決まりはなく、清潔感があればいいのです。
ロングの髪型、葬儀には嫌われる原因とは・・・
男性の私が見ている範囲では、髪型がロングでアレンジしていない人をたまに見かけます。
風が吹いているわけでもないのに髪の毛ボサボサの方。冬に静電気がおきてまとまりのない方。
時折、フケではないが頭皮乾燥肌で喪服に白く粉を散りばめたような方。
少し気にしろよ!
と言いたくなってしまいます。
私の勝手でしょうと思われますが、特にこの葬儀業界では定説になっているのですが、会葬者(弔問客)は時間があると他の人をよく見ています。
逆から言えば「見られています」。
ロングの髪型、葬儀中、あなたは見られています・・・
会葬に来るお客さんは、待ち時間ず~っと暇で仕方が有りません。ならどこを見ているか。
自分と同じように他の会葬者を見ています。
「この人近所の人かしら」「どっかで繋がりがあるのかな」・・・などと。
特に女性同士ならば髪型は顔の次に意識して見られているわけです。
そんな時髪型が少しでも乱れていたり、束ねていた髪をおろした後のくせ毛はNGですよね。
10件のお葬式が有ると10通りのお葬式の形があります。
それぞれ違う部分があるのですが、女性の髪型も10人いたらたまに笑ってしまうような格好をしてくる人が居ます。
それは、着物姿にロングヘアー (笑)時間が無かったのか、何か事情があったのか知れないけど、初めから終わりまでその髪型でした。
着物を着ていたので遺族親族のお立場であったと察しますが、周りの人に何も言われなかったのですかね。常識知らずといいますか不思議なマナー違反です。
ロングの髪型、纏め方にひと工夫を・・・
髪型がロングでクシでとかせば簡単ですが、せめて着物には髪の毛をアップするアレンジが必要ですよね。
知人の葬祭スタッフにもロングで仕事をしている者もいるのですが、その場合は厳重注意を施します。
何故なら接待する身分であり、ロングヘアーの先がお客様に触れると大変失礼にあたります。
お料理を出す場合は、髪が抜けて料理に紛れ込んでしまう。葬祭スタッフのファッションを見せる必要性が無い。
などロングヘアーはNGとされているのです。
雑誌などでも最近はお葬式マナーのトップに髪型が重視されていますが、どうしてもロングヘアーであれば、一つに纏めて後ろでくるっとアレンジした方がいいようです。
束ね方が解らなければ100円ショプに、モチーフゴム、ヘアークリップ、バレッタなど売っているのですからそれなどを利用すればいくら黒髪であれ、お洒落感覚で髪型を整えられますよね。
皆さんもお葬式に出席する場合、ロングヘアーの方は「あなた見られてます」を意識し、ステキなアレンジをしてみて下さい。