厚生労働省の調査によると、現在20歳以上で肥満「BMIが25以上」の割合は男性31.3%、女性20.6%で50歳代までを見てみると男女ともに年齢が上がるにつれて日肥満の割合が増加する傾向があります。
アンケート会社に協力してもらい89万人を対象にアンケートを実施し、20歳の頃から急激に太った人を調査した結果
- 約20㎏増した人が61名
- 約25㎏増した人が27名
- 約30㎏増した人が22名
と、20㎏以上太った人が110名も居ることが判明したのです。そこで今回はこの太りやすい110人に加え、20歳から体重が変わらず太りにくいという人110名を対象に50項目の大規模アンケートを実施しました。
太りやすい人と太りにくい人の好きな食べ物
そこでまず、20歳から20㎏以上太った太りやすい人と、体重が変わらない太りにくい人の好きな食べ物を調査したところ
- 1位 肉
- 2位 野菜
- 3位 寿司
- 4位 ラーメン
- 5位 カレーライス・パン
と、1位は肉で2位以下は多少の違いはあるものの、太りやすい人と太りにくい人の好きな食べ物にさほど変わらないと言う結果になりました。しかし、さらに集計を続けると食べ物の他にも一見太りやすい要素とは関係なさそうな項目で意外な共通点が浮かび上がってきました。
血液型から太りやすい人と太りにくい人の共通点が!?
20歳から体重が変わらず、比較的太りにくい人の血液型で1番多いのはA型です。割合自体が日本人の血液型に比例している所が特長的ですね。
- 1位:A型
- 2位:O型
- 3位:B型
- 4位:AB型
一方で20㎏以上太った人の共通点で1番多い血液型はO型とB型です。
- 1位:O型
- 2位:B型
- 3位:A型
- 4位:AB型
特にO型の人に聞いてみても、幼少期に食べ物を食べるとどうしても太りやすかったという経歴を持つ人も多かったようです。この結果から読み取れる本当の事実とは、脳科学の専門家によると統計的な有意傾向として血液型にA遺伝子をもっているかいないかということです。
A型は、A A A O
B型は、B B B O
O型は、O O
AB型は、A B
この血液型にA遺伝子が無いほど太りやすいと言われています。その上、血液型A型の人で太っている人は、もしO型になっていれば今よりもっと太りやすいということになります。
太りにくい理由としては、A遺伝子を持っていると我慢強い性格であり、食べ物でも過食をあまりしないからなのです。20歳頃から20㎏以上太ってしまった人は、我慢強いA遺伝子を持たない血液型O型やB型に多い傾向がありますね。
太りやすい人がコンビニでついつい買ってしまう食べ物とは
太りやすい人がついつい買ってしまう食べ物として
- 1位:スイーツ
- 2位:フライド系の唐揚げやフライドポテトなど
- 3位:アイス
- 4位:パン
- 5位:おにぎり
太りにくい人がついつい買ってしまう食べ物は
- 1位:コーヒー
- 2位:チョコレート
- 3位:スイーツ
- 4位:アイス
- 5位:パン
昔から体重が変わらず太りにくい人がついつい買ってしまう食べ物で、ランク外の項目「コーヒー」「チョコレート」が出現してきました。
専門家によると、太りにくい人が好む「コーヒー」にはカフェインが入っており、これは脂肪分解作用が強い事からダイエットに効果的といえるのです。
これは、動いたときに使うエネルギーが油になることで、コーヒーを飲んだ後によく運動することでダイエット効果が期待できるというもの。
しっかり運動すれば痩せるという事は当たり前なのですが、大した運動でなくてもストレッチとかヨガをやっている人は痩せている人が多いのです。
ストレッチとかヨガをやっている人はなぜ痩せるかというと、体が動きやすくなり行動も変化し体自体もその後よく動くという結果からなのです。
運動を気にしている人は、脳からの意識が変わり、行動も変わるのです。更に、ヨガをやっているだけでは痩せることができず、ヨガをやって行動が動きやすくなるということから痩せられる結果となるのです。
太りやすい人はラジオ体操を!?
手軽にできるカロリーをより消費しやすくなるストレッチで効果的なものを挙げると、ラジオ体操が特に良いそうです。
特にラジオ体操で適当にやっているとパラパラ運動となり逆に効果がなく、ラジオ体操を丁寧にしっかりとやることで効果的と言われています。
手軽にできるストレッチやラジオ体操をやっていることでウォーキングなどした場合、運動効率がものすごく上がることが証明されています。
チョコレートはダイエット効果とむくみの予防効果で太りにくい!?
専門家によると、食べ物の中でもチョコレートにはダイエットやむくみ予防効果が期待できるそうです。最近注目されているのが、チョコレートポリフェノールで、血流を上げてむくみをとってくれたりするのです。
さらに、チョコレートポリフェノールを定期的に摂取することで脂質代謝が活発となり、ダイエット効果も期待できるということになります。カカオが入っているチョコレートに限らず、1日200kcal未満であれば、多少心配になると思いますが普通の「板チョコ1枚」でも太りやすい体型にはなりません。
太りにくいチョコレートの食べ方は時間が大事!?
チョコレートは食べる時間も大事で、時計電子でBMAL1というものがあります。このBMAL1は、糖をとると脂肪に変える遺伝子のことで、脂肪細胞を作り出すタンパク質のこと。
この脂肪に変えるの発生率が1番低いのが午後2時であり、その時間が太りにくいのです。このことから、昔からいう「3時のおやつ」っていうのは食べ物を口にするという説は間違ってはいないのです。
BMAL1の活性は午後の2時が最も低く、夜10時に向かい活性が上昇しますので、夜チョコレートを食べると太りやすくなってしまうので注意すべきポイントとなります。
チョコレートの成分的にもカカオマスが入っており、適量の糖分と脂質が入り一時的に血糖値を上げる事から過食を防げます。またリグニンという食物繊維が入っていますので、便秘の改善効果も期待できるようです。
コーヒーとチョコレートを太りにくい人が好む理由!?
大昔の日本だったら「コーヒー」や「チョコレート」の食べ物の他に「タバコ」というものがランクインされていたと思います。タバコ・コーヒー・チョコレートを好む共通点は、鼻から口に抜けるフレーバーを楽しみたいという嗜好性の強い人が多かったのです。
他のスイーツやホットドック、アイスなどの食べ物は舌の味覚とか旨味を楽しみたいという嗜好性の強い人が好むことから太りやすい体型にもなってきています。
香りやフレーバーを楽しみたいという人は、その満足感を満たしたい為にカロリーがないことから太りにくい傾向にあるのです。体重が変わらず太りにくい人は自然とコンビニで買う食べ物も、コーヒーやチョコレートを好んで買っていた傾向があります。
実家に帰る頻度に太りやすい共通点が
結論から言うと実家に帰る頻度が少ない人ほど太りやすいと言われています。
統計的にも20歳から20㎏以上太った人は
- 1位:年に1回未満
- 2位:3ヶ月に1回〜半年に1回
- 3位:月に1回〜3ヶ月に1回
体重が変わらず太りにくい人の帰省頻度は
- 1位:月に1回〜3ヶ月に1回
- 2位:半年に1回〜年に1回
- 3位:年に1回未満
「最近太ったね~」とか「痩せたね~」と指摘できるのは身内だけしかおらず、毎日一緒に住んでいる奥さんとか旦那さんだったら気づきにくいものです。
たまに帰省してもずっと幼少期から見ている事で、子供の体型などを親御さんが気付いて言ってってくれる重みは日本人として凄いことです。
ですから、最低でも3ヶ月に1回頻繁に帰省していれば、体型の変化を指摘されやすい事で自分の体型に気づくチャンスも多く太りにくい結果となるのです。
太いやすい人にも口癖に共通点があった!?
20㎏以上体重が増加した太りやすい人の口癖は
- 1位:疲れた
- 2位:眠い
- 3位:まっいいっか
一方で、体重が変わらない太りにくい人の口癖は
- 1位:ありがとう
- 2位:とりあえず
- 3位:たしかに・なるほど
脳科学の専門家は、太りやすい人の特徴として「疲れた」「眠い」「まっいいっか」が口癖の人ほど、ストレス状態になっていると指摘します。そしてそのストレスから甘いものを求め易く、スイーツ系の食べ物を食べてしまい、太りやすくなるようです。
また、口癖は口癖を呼ぶという言い方もしますが、「疲れた!疲れた!」と言う人は周りからも疲れたと言われやすいのです。
口癖と言うのはコミニケーションループを作る源であり輪を作ってしまいます。常に「疲れた」とか「眠い」とか「まぁいいか」と言っている人は周りからもそのように思われているのです。
結論的に、そのような惰性的な人間関係の中に入ることによって、過食したりすることも多くなり、太りやすくなるということに繋がって行くのです。
太りやすい人に共通する血液型にはびっくりしましたが、
チョコレートがダイエット効果やむくみの予防効果がある事で太りにくい体型維持ができます。
また、チョコレートなど一見太りやすい傾向の食べ物と思っていましたが、
太りにくい食べ方があることを認識できたと思います。
太りやすい人と太りにくい人の差を見比べながらダイエットしてみると効果的ですね。