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葬儀関係

無宗教の葬儀、中身を知らないと損する?

投稿日:2018年2月2日 更新日:

無宗教の葬儀(無宗教葬)、初めて耳にする方も多いはずです。

時代が変わればやり方選び方が変わる世の中になり、最近ではこの無宗教で葬儀をする方が増えている傾向にあります。

それはなぜ。ご承知の通り日本では仏教や神道が葬儀の主流となってきました。

葬儀に僧侶を読んで通夜や葬儀、納骨まで一連の葬儀の流れは皆さんも分かるかと思います。

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無宗教の葬儀、中身を知らないと損するその理由とは

この僧侶を呼んでほしくない、お布施(仏教でいう謝礼)が高くて払いたくない・・・などの理由から、自由で形式にとらわれない無宗教の葬儀を選択する方が多くなってきたという事です。

では無宗教の葬儀は一般の仏教の葬儀と何が違うのでしょうか。

中身を比べてみると、仏教ではお宮の付いた祭壇を飾るのに対し、無宗教ではお花や写真などを飾ります。

仏教でいう焼香は無宗教になると献花(菊の花)に変わります。

通夜や葬儀のお坊さんによる読経、無宗教の葬儀では故人の好きだった音楽やコーラスが取り入れられます。

では仏教でいう納骨はというと、無宗教の場合「市営・公営墓地」に埋葬します。大きく分けるとこの4点でしょうか。

無宗教,葬儀,墓

無宗教の葬儀、珍しいだけでは自分が損をする?

しかし一番気を付けなければならないのは他人と変わった事をする・・・といった行為です。

何事も常識と言われている他人がしないことを初めてやると、反社会的になり周囲の方(身内や会葬者)が戸惑ってしまう。

また喪主になる方が知識が無いとどうしてよいのか解らず、葬儀社のいいように施行される。

その上先祖様はお寺の墓地に埋葬してあるのに一人だけ別の所に埋葬し、親戚の付き合いがなくなる。

など、そんな現象が起きやすくなります。出来れば孫の代まで親戚と仲良くしたいというのは誰でも思う事ですよね。

しかし無宗教であれ仏教であれ葬儀を出す(施行)責任者は喪主です。

反対されても葬儀代金やお寺の謝礼、戒名料を払う資金が無ければ仕方ないわけです。

でも考えてみて下さい。葬儀代金や諸々を含め最終的に無宗教の葬儀代金は本当に安いだけでしょうか。

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無宗教の葬儀、オリジナルの壁を越えて挑戦?

私は葬儀知識が豊富ですから抑えるべきところを省略したり削減をする方法をとりますが、無宗教の葬儀になると、形式にとらわれない代わりに、葬儀形式の綿密な打合せが必要になります。

具体例を取り上げると、僧侶のお経の代わりに故人が好きだった音楽を流す。

それはCDでしょうか。それとも生演奏でしょうか。はたまた故人の好きだった音楽のジャンルや曲は。

それに加えて生演奏するとなればその人たちの都合や打合せも調整しなければなりません。

金額だけに特化するのであれば決して安価にはなりませんよね。

平たく言えば綿密な打ち合わせ、花祭壇、音楽、献花、新たに墓地を求めるなど、気苦労に加え葬儀資金も普通のお葬式より結構高くつく場合があります。

故人の遺言でない限り、喪主はそれ以外にも一般の会葬者の事も気遣わなければなりません。

音楽を流すにしても会葬者が気持ちよく聞き入れてくれるのかどうか、葬儀の流れを説明しなければならないとか、目には見えない所まで配慮が必要です。

特に会葬者が「いいお葬式だったね。うちもこんなお葬式にしたいわ」と言って下されば達成感というものを感じることができますが。

決して私は無宗教を反対しているのではありませんが、全体像を考える時、無宗教の葬儀が主流になるまでは一般的な葬儀を改良し経費を抑えて行った方が無難なような気がします。

皆さんも一度じっくり考えてみる価値はありそうですね。

-葬儀関係

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