大気汚染による死者数は、日本でも年々増えてきています。
毎年3月~5月になると、世界中からいろいろなものが風にのって飛んできます。
この時期は花粉症に苦しんでいる人も沢山いるはず。
花粉だけならいいのですが大気汚染という有害物質もあるのです。
最近ではpm2.5が中国から飛んできて、この日本でも大気汚染による被害が拡大しています。
しかし中国から大気汚染pm2.5が飛んできているのに、中国は死者数が世界ランキング1位ではなかったことがわかりました。
その驚きの世界や日本の死者数値、ランキングなどをここから紹介します。
大気汚染や温暖化が影響、日本のpm2.5は世界ランキング何位!?
大気汚染の中で、PM2.5で日本の死者数が多いことがわかりました。
日本では3月から5月にかけて、いわゆるPM2.5の飛散量がピークを迎えます。
お隣の中国北京からこのPM2.5が日本に飛んできて、人体に悪影響を与えているといいます。
日本人は、大気汚染といえば中国というイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、PM2.5が多いのは中国ではなく、なんと中東だったのです。
世界のランキングをみると
- 1位・・・カタール
- 2位・・・サウジアラビア
- 3位・・・エジプト
- 4位・・・バングラデシュ
- 5位・・・モーリタニア
- 中国は16位
- 日本は158位
この中東に大気汚染PM2.5が多い理由は、砂漠が多いためです。
視界をさえぎるほど、砂漠の砂の さらに細かいの が飛んでいるというわけなんです。
そもそもPMとは、小さいものをいい 1mmの1000分の1の小さな粒子をいいます。
【2.5㏘(1㏘=1mmの1/1000)以下の微粒子】
単なるホコリのようなものでも、肺の奥深くまで入り込んでしまうと、ぜん息を引き起こしたり、肺がんのリスクが高まるといわれています。
大気汚染の影響で、日本の死者数は世界ランキング何位!?
大気汚染PM2.5が引き起こす病気によって、世界では多くの人が亡くなっており、推定で420万人ともいわれています。
世界の死者数ランキングをみると
- 1位・・・中 国1,108,100人
- 2位・・・インド1,090,400人
- 3位・・・ロシア 136,900人
- 4位・・・パキスタン135,100人
- 5位・・・バングラデシュ122,400人
- 6位・・・アメリカ88,400人
- 7位・・・インドネシア78,600人
- 8位・・・日本60,600人
となっており、日本も年間6万人もの方が、大気汚染PM2.5によって引き起こされた病気によって亡くなっています。
大気汚染の死者数は、大気汚染の物質に影響!?
では、pm2.5が一番多い中東より、さほどではない中国での死者数が多いのはどうしてでしょうか。
人口が多いとはいえ、なぜこれほどまでに死者数が高いのかちょっと疑問ですよね。
それは、中東では砂漠の砂などの塵が飛び舞っています。
それに比べ中国は、人体に悪影響を与える硫酸塩というものが飛び、体にはとても有害な物質なのです。
特に日本の周辺では、中国大陸から飛んできます。
硫酸塩というのは、自動車の排気ガスや工場の排煙などに含まれていて、こういうものが体の中に入って害になるわけです。
砂漠の砂より、かなりたちが悪いというわけです。
中国では、まだまだガソリンの質も悪く、さらに工場の排煙設備が整っておらず、対策が遅れているという理由からのようです。
さらに、中国から日本に飛んでくる大気汚染物質の影響が特に強いと言われているのが、光化学スモッグです。(大気中の物質が紫外線により有害物質に変化すること)
昔日本でも1970年代頃、大気汚染(光化学スモッグ)が発生。
校庭で運動中の学生達が、めまいや吐き気、呼吸困難で病院へ運ばれ大問題となりました。
その後、大気汚染の対策が進み一時良くなったのですが、また光化学スモッグが頻繁に発生してきたというわけです。
大気汚染、あなたの地域は大丈夫?
このように、大気汚染は日本でも関東地域に集中し、さらに西日本には強い傾向があることがわかります。
当然中国大陸から飛んでくる大気汚染が影響していると考えられるわけです。
日本の大気汚染対策としては、なんとか中国の光化学スモッグが日本に飛んでこないよう、その対策も必要になってきますね。
大気汚染や温暖化が影響、日本のpm2.5は世界ランキング何位!?
大気汚染の影響で、日本の死者数は世界ランキング何位!?
大気汚染の死者数は、大気汚染の物質に影響!?
大気汚染、あなたの地域は大丈夫?
と、まとめてみました。
少しでもお役に立てたら幸いです。