一見目にとってよさそうな運動やマッサージ、実は目にとって悪いことを知らずにやってしまっている事はこの世の中に沢山あります。
目にとって悪いことをやらないことで、病気にならず高齢になっても良く見える目を維持することができます。
目が疲れた時はこうやったら・・・と教えられたことや、サングラスのかけ方、運動後のある方法など色々あります。
しかし、今回は目にとって良いと思ってやっているけれど、本当は目に悪いことで、しまいには目の病気になりやすい事だったなどをまとめてみました。
目を保護するためにやってはいけないこと
目が疲れた時の目を上下左右に眼球を動かす体操
目が疲れた時に、上下左右に眼球を動かす体操をした方がいいと教えられてきました。しかしこれは間違いなのです。
目の運動によって「筋肉を維持する」と言っている方もいますが、実は何の効果もメリットもありません。
この目を上下左右に眼球を動かす体操をしたことで網膜剥離になったかたもいるのです。
ではなぜ目の体操で網膜剥離になるのでしょう。
それは、目の中にある硝子体という水を含んだ組織があります。
目を激しく上下左右と運動させることにより、硝子体が揺れて目の奥にある薄い網膜が破けてしまいます。
それが広がると網膜剥離を引き起こすことがあるのです。網膜剥離になると視野が脇の方から黒くかけてきます。
ですので、目が疲れたとかで直接目を抑えたり、上下左右運動をさせることは控えた方がいいでしょう。
目が疲れた時のマッサージ
目が疲れた時、どうしても目の眼球などを何度も抑えたり擦ったりする場合があります。
特に、目の眼球を抑えながらグリグリマッサージすると
なんとなくスッキリする時もあるのではないでしょうか。
実は、目の眼球をマッサージすることはとても悪いことなのです。
目の本体を何回も押すと、
その回数が多くなればなるほど網膜剥離になってしまいます。
目そのものは触ってはいけないのです。
万一花粉症や寝不足等で目を強くこすったことによって
網膜剥離が起きた事例もあるので注意が必要です。
目が疲れた時のマッサージは眼球本体ではなく、眉間の骨の部分を押すことが効果的なのです。
目の瞳孔に悪いサングラスの色
晴天時など眩しい時はサングラスをかけて外出する方も多いと思います。特に、白内障に繋がる原因の一つとして、紫外線対策としてサングラスをかけたほうがいいのですが色の濃いものは目に悪いとされています。
実は、濃い色のサングラスをかけることで白内障になるリスクが高いなってしまいます。
その理由は、目は瞳孔の作用で光の調整を行っています。瞳孔は周りの明るさが明るい時は光が入るのを少なくし、逆に暗ければ瞳孔は開いて光を沢山いれようとします。ここで濃い色のサングラスをかけることによって瞳孔が開きます。
しかしいくらサングラスをかけていても、反射角度によって上や横から光が入り込むのです。大きく開いた瞳孔の中に、この反射によって光が入り込むことにより、紫外線の害が目に及ぶというもの。ファッションでかけている濃い色のサングラスは悪いのです。
どちらかというと薄い色のサングラスをかけたほうが良いとされています。実際、雪山で使うゴーグルや、駅伝などで使われているスポーツサングラスなどは脇から光が入らないように目を覆っている形になっていますよね。ファッションでかけている人は、白内障になるリスクを低くするためにも出来れば薄い色のサングラスをかけましょう。
目は、運動後の水分補給に悪い場合が
早朝の30分のウォーキングやジョギングなどで汗をかいたら水分補給をしますよね。この水分補給の仕方で目にとって悪いやり方があるのです。じつは、運動をしたあと汗をかき、水を飲み過ぎると緑内障のリスクを高くしてしまうことがあるのです。
これは水を一気に飲むことで体の水分が増えていきます。それにより目にも水分が増え眼圧が高くなり、視神経を圧迫し視神経障害を起します。そして脳に映像を送る視神経が傷ついたことにより、視界がどんどん狭まっていく恐れがあります。水を飲むときは一気に飲まず、ゆっくり飲んだ方が緑内障になりにくいのです。
水を飲む量と目安は、1ℓの水を5分かけて飲むようにするといいようです。
500mlのペットボトルであろうとも、一気に水を飲むことは緑内障になりやすいので十分に気を付けましょう。
目に良かれと思い、マッサージやサングラスなど今までやってきたことが、目に悪いことだとわかってきました。
目を保護するだけでなく病気にまで繋がってしまうことは避けて行かなければなりません。
いつまでも良く見える目で毎日を楽しく送りたいものですね。
少しでも参考になれば幸いです。