On Demand Street

人間関係でこれだけは知っておきたい 心理的情報など多彩に配信しています。

病気事故 葬儀関係

流産・死産、知っておこう葬儀の手法

投稿日:2018年2月6日 更新日:

流産死産の場合の葬儀は特殊です。

普通の葬儀と違い葬儀の流れや準備品は大きく変わります。

葬儀社にとっては一番気遣いが重要な行事です。

はじめて小さな命を宿した母親はどんなに嬉しいでしょうか。

しかし親の期待に答える事もなく旅立ってしまう虚しさは計り知れません。

Sponsored Link

流産、死産の違いとは

初めに流産と死産の違いですが、妊娠12~22週未満を流産といい死産届を出しますが戸籍には載りません。

一方妊娠22週以降を死産といい出生届と死産届を出すことにより戸籍に残ります。

わかりやすく言えば、22週目を1つの区切りにしているわけです。

死産や流産の場合、本当に難しい死別の弔いになってしまいます。

 

流産、死産の葬儀の違いとは

一般の葬儀と違い、死産の場合など柩は基本葬儀社で準備しますが、たまに「病院で準備します・・・」と言われることがあります。

誤解を招くようですが、これは病院側で直接胎児を柩に入れて頂くので、胎児が旅立たれると病院から直接葬儀社に連絡が入りその時に柩を病院に届ける仕組みからそう言われるためです。

あくまでも間違っても病院ではストックしていないと思います。

家族側で柩を準備しなければならない場合は、先ず胎児の大きさにより判別しなければなりません。

柩は一般感覚だと木箱をイメージすると思いますが、今はピンキリでいろいろなものが販売されています。

特に大人の様にがっちりとした柩は不要です。

主に小さな篭状なものがベストかと思います。

抱っこして軽くモテるシンプルな形状が宜しいです。

流産死産

流産、死産の葬儀での気を付けたいその扱い方法とは

よく火葬するまでの間、お体の変色を防ぐためドライアイスを準備・・・とありますがこれは必要ないと思います。

柩も小さいし胎児の内臓も育ってないので、家庭用のクールラップぐらいのものを1つ有れば十分かと思います。

火葬する場合ですが、先ず死産した事を役所に届けなければいけません。

流産死産の場合、役所の窓口に行き火葬許可を取るために死産届を提出します。

必要事項を書くと火葬許可証が交付されます。

火葬場の予約は、葬儀社で遣って頂けますので、時間が来れば車で出発です。

火葬場に行く車輌ですが、マイカーで結構です。

但し注意してほしいのが母親は通常行きません(正しくは行かせない・・)。

父親が胎児(柩)を両手で持っていただくわけですから、運転はどなたか身内の方にお願いしてください。

葬儀社側が利益確保のために霊柩車などと言われたら断って結構です。

次に、火葬場からのお骨を持って帰るための骨壺が必要となります。

これは一番小さいもので十分です。

詳しく説明すると、火葬場では火葬してお骨が残るかどうかが疑問です。

イメージでは魚の骨くらい残ればいいわけです。

またお骨が出ない場合は、お骨の代わりに骨粉を骨壺に入れてもらえます。

流産死産

流産、死産の火葬方法にも、実は目に見えない努力があった

火葬場側では、そういったお骨をいかに出すか努力するものがあります。

それは胎児を火葬する前に、柩から胎児のみを火葬台に直接お乗せしますので、柩やタオル類などは一緒には火葬しません。

もし同時に火葬すると、棺箱(柩)の釘やプラスチックが溶けたカスなどが混じり汚くなってしまい、お骨の判別が付きずらくなってしまうからです。

ですので火葬場に向かうまでの間は不用意な物は入れない方が安全です。

お骨(骨上げ)が出来たら、事前に予約していた菩提寺にお願いして供養し、納骨をしましょう。

この時から母親の体調が良ければ出席可能です。

先祖のお墓なら問題ないのですが、先祖も無くお墓が無い場合はお寺の本堂で預かってもらえます。

安置方法は直接お寺様と打合せください。

Sponsored Link

以上までが簡単な流れでしたが、流産死産にせよ、急にお子さんが旅立たれた時、母親は凄く不安な状況ですので父親は極力母親(妻)の傍から離れないであげて欲しいと思います。

自分たちの子供が生まれて来れなかった辛さの中、非常にショックを与えられています。母体にも非常にダメージがある中、家族としての絆を考え母親の体を優先に気遣って上げる事が大事になります。

葬儀社担当者もそこら辺を理解したうえで家族にお話になりますが、無理難題の事や不安要素、そして二者択一みたいな話し方された場合は、残酷な事になりますので、クレームとして訴えて頂いて結構だと思います。

そして初めての経験で解らないことだらけの場合は遠慮なく質問する事も可能です。万一の時は、現場を知っている葬儀担当者を利用する事をおススメしたいです。是非参考にしていただきたい。

-病気事故, 葬儀関係

Sponsored Link
 

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

会葬礼状

会葬礼状はオリジナルで写真入、家族葬でも大事に扱われるものを

会葬礼状とは、葬儀の際に弔問客に対し御礼の気持ちを表すお礼状のことをいいます。以前は故人の経歴を表現したオリジナル会葬礼状が一時期ブームになっていました。 しかし近年では、家族葬も多く葬儀規模が縮小し …

大谷直子 孤独死

大谷直子 孤独死の不安から終活開始!死亡説ぶっ飛ぶある行動とは

大谷直子は孤独死という不安から今終活を真剣に考えている。 大谷直子といえば、主役をつとめたNHK朝ドラ「信子とおばあちゃん」では最高視聴率46.8%を記録。 その後も数々の話題作に出演し昭和の大女優と …

葬儀の失敗例から学ぶ、過剰サービスの問題点

葬儀には思わぬトラブルが発生します。 葬儀を準備する時間がない、1回限りの真剣勝負で、遺族の神経もピリピリしている。 だからこそ失敗は避けなければいけないのだが注意していても起こることはあるのです。 …

若いのに頻尿 オシッコが近い

若いのに頻尿|オシッコが近い!?治し方はたったこれだけで改善できる

トイレに行く回数は人によって様々で、頻尿と呼ばれおシッコの回数が極端に多い人もいれば、1日に2回といったおシッコが遠い方も居ます。若い方でも映画一本見ている最中、おシッコが我慢出来ない人や、一方でお酒 …

あり得ないトラブル

葬儀で絶対にありえないトラブル!遺体の取り違えを簡単に考えている葬儀社とは

葬儀業界ではあり得ないという言葉は基本中の基本。 これは、間違いを起こさない・取り返しがつかない・あってはならぬ、など同じ意味で解釈しています。 そんな中、葬儀の火葬であり得ないトラブルが発生していま …

ブログ運営者:大林いっせい

平成から新年号に・・・日々大きく変わりゆくこの時代、人間活動の場としてその役割をストリートに変え、素朴な疑問や気になった事、そして日常のお得な情報はもとより健康の為に見逃せない食生活、人間関係でこれだけは知っておきたい心理的情報などまとめサイトとして配信しています。

フリーコンサルタント