いつの時代でも生活の為にお金と幸せの話題は尽きないものです。
いくら頑張ってもサラリーマンの年収が上がらない、結婚するのに生活していけない、年収400万でも幸せになれないなどと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
ではあなたなら、年収いくらなら幸せだと感じますか。
そんな年収を推移してみると意外にも、年収がいくら増えても幸せになれないことが統計的にわかりました。
年収がいくら増えても幸せになれない!年収400万でも1000万でも幸せ度は変わらない
独身の人が結婚相手に望む条件として、年収はいくらあったら幸せな生活を送れると思いますか。年収400万ですか?それとも1000万でしょうか。
実は年収が400万でも1000万であっても幸せ度は殆ど変わらず、いくら年収が増えたからと言って必ずしも幸せになるわけではないのです。
お金と幸せの関係から、内閣府発表の統計データを見るとその理由がわかります。
これは各国で毎年1000人程度に「今の幸せは10点満点中何点か」という質問を電話などでアンケート調査し「とても幸せ」を10点、「とても不幸」を0点として数値化したものです。
その統計から各国ごとに過去3年間の平均値を算出し、世帯年収と幸せ度を表しています。
年収が低い世帯では、年収が増えると確かに幸せ度は上がるのだが、400万から1000万の世帯では横ばいとなり幸せ度は変わっていません。
しかし1000万以上になるとそこから幸せ度が下がる傾向がみられます。ではいったいなぜこのようなグラフが推移するのでしょうか。
年収1000万以上の世帯で幸せ度が下がる理由
それは、
- 年収の多い人ほど仕事量も多く責任重要ポストにいるため時間に余裕がない
- 年収がいくら増えても以前に比べハイクラスな生活でないと満足できなくなる
以前だったら生活する上で十分だったのに、年収が増えることにより「これでは物足りなあ~」と感じ始めるのです。
実際、お金持ち世帯である友人に話しを聞いてみても、最高に幸せか?というと「接待ばかりでいくらお金があっても自由時間も少なく寂しい」という声も聞こえてきます。こういった点から、最終的にはいくら年収が高くても幸せとは言えない状況になっているのです。
世界の幸せ度ランキングでは日本はどのくらいのレベルか?
日本は経済的にも裕福で幸せな国だという印象が強く、世界ランキングでも幸せ度は上位レベルだと思いますよね。
実は、日本の幸せ度ランキングでは世界第54位なのです。
1位 フィンランド
2位 ノルウェー
3位 デンマーク
4位 アイスランド
5位 スイス
その他ランダム表示で紹介すると・・・
13位 コスタリカ
18位 アメリカ
54位 日本
57位 韓国
59位 ロシア
86位 韓国
となっており、日本は昨年51位でしたが2018年では54位と後退しています。
1位のフィンランドでは自然環境にも優れ医療費や教育費が無料の国です。自然豊かで冬はオーロラが見られ、夏は様々な島に行ききし泳いだりサウナを楽しんだり出来るという魅力があるのです。
いくら安全な国日本といえども他国とは全く逆ですね。やはり幸せ度はお金や年収ではなく、余暇の時間または余裕の時間が幸せという意味を指しているのでしょうか。
多少文化の違いも影響していますが、収入と幸せ度はあくまでも比例しないという厳しい現実を知ることが出来ました。いくら頑張っても万年サラリーマンでは年収が上がらない、結婚するのに生活していけないと悩んでいる人や、年収ばかり気にしている結婚前の女性には、この現実を十分に知ってもらいたいですね。
少しでもお役に立てれば幸いです。