日本人にとってあったかい揚げ物は至福を感じる食物の一つ。
しかし美味しいけど揚げ物は太る!という固定観念を持っている方も多く、出来れば太る太らないを気にせずに食べたいですよね。
油っぽい!カロリーが高い!その割にはランク式に見ると実は太らない揚げ物もあったのです。
カロリーが高く油っぽい揚げ物とは
揚げ物もスイーツと同じように、太る揚げ物と太らない揚げ物があります。
10種類の油っぽい揚げ物を例に取り上げランク付けしてみると、その揚げ物のうちどれが1番太る揚げ物か?どれが太らない揚げ物かがよく分かります。
揚げ物をカロリーの高い順に並べると
- とんかつ
- メンチカツ
- アジフライ
- コロッケ
- カニクリームコロッケ
- 鶏の唐揚げ
- フライドポテト
- アメリカンドック
- エビの天ぷら
- エビフライ
の順になります。
油っぽい揚げ物は太る・・・は大間違い!?
油っぽい揚げ物でもカロリーに変わる太る指標として、それぞれの揚げ物に含まれる
【糖質+脂質】から【タンパク質+食物繊維】を引いた太りやすい数値を計算すると次のように順番が変わります。
- アメリカンドック
- フライドポテト
- カニクリームコロッケ
- コロッケ
- メンチカツ
- えびの天ぷら
- とんかつ
- 鶏の唐揚げ
- エビフライ
- アジフライ
という順序になります。
油断しがちな太る揚げ物とは?
1位:アメリカンドック
1番太る揚げ物は、なんとカロリーでは第8位だったアメリカンドック。
アメリカンドックの断面を見ると中身はソーセージでタンパク質なのですが、周りの衣は糖質と油をたくさん吸っており、それが太る原因の一つです。
2位:フライドポテト
フライドポテトは、子供さんから大人まで誰もが大好きな揚げ物ですが、ダイエットしている人は油断していると太る原因となってしまいます。
ジャガイモは糖質であり、そこに揚げ物の脂なので太る要素が含まれているのです。
3位:カニクリームコロッケ
カニクリームコロッケは、衣に油・中身も脂と脂を油でコーティングしているので、どうしても太る揚げ物の分類に入ってしまいます。
太らない揚げ物は?
1位:アジフライ
同じ油っこい揚げ物の中でも1番太らない揚げ物はカロリーが第3位だったアジフライなのです。
アジフライの余り太らない理由は中身がほとんどタンパク質。
それに加えアジには「DHA」や「EPA」が入っており、代謝を上げてくれるので脂肪を燃やしてくれるのです。
2位・3位:エビフライ・鶏の唐揚げ
鶏の唐揚げやエビフライは揚げ物の中では太りにくい性質があり、この理由は中身がほとんどタンパク質になっているからです。
4位:とんかつ
意外にもとんかつはカロリーがダントツに高く、食卓にも滅多に出ない揚げ物の一つですが、太るという罪悪感を持たなくてもいいようです。
特にとんかつは、食堂など「とんかつ定食」として世の男性が外食で食べているのを多く見かけます。
この揚げ物と一緒に出てくる物を組み合わせることによって太らない予防策が秘められているのです。
それはとんかつ定食に一緒に出てくる、キャベツの千切り・レモン・みそ汁です。
キャベツは食物繊維が多く、糖質や脂質の吸収を抑えてくれます。
そしてレモンは、レモンに含まれているクエン酸が糖質や脂質をエネルギーに変えてくれます。
最後にみそ汁ですが、油っこい揚げ物などに「なめこの味噌汁」は効果的。
「なめこ」はぬるぬる感があり、食物繊維が多く含まれていて糖質と脂質の吸収を抑えてくれます。
特に、味噌は赤味噌がおすすめです。
赤味噌はメラノイジンという栄養素が多く含まれており、糖質の吸収を抑えてくれます。
こうしたことから今まで太るから揚げ物は食べられないという心配は少なくなってきますよね。
中身がほとんどタンパク質の揚げ物は比較的太らないものなのです。
あくまでも揚げ物も食べ過ぎは太る原因となり、
糖質や油を多く含む揚げ物も太ることに注意したいものです。
その点を十分に気をつけながらバランスよく太らない食べ方をしていくと、
これからも揚げ物を安心して食べていけるようですね。