上品に見えるか下品に見えるか、令和の時代になってからというものの、TVなどメディアの間からもその違いについて多くの番組で取り上げられているようです。
一口に上品な人と下品な人の違いって皆さんは分かりますか?
一目見て不快感を感じるかどうかということですが、失礼のない言葉で会話が出来ているか、相応しい振る舞いできているかで上品にも下品にもなってしまいます。
ではどんな人が上品なのか、今上品に向かって走り出して頑張っている皆さんの為に、上品な人になるにはどうしたらいいのか、下品な振る舞いとはどう違うのかを紹介していきたいと思います。
下品な人から上品な人になるにはその違いは芸能人がわかりやすい!?
日常生活の何気ない言葉のすべてに現れる上品さ。
上品な人になるには、先ずモデルを見てみると一番わかりやすいようです。
あるTV番組では、どんな人が上品なのか、300人のアンケート調査から上品に見えて憧れる芸能人ランキングが発表されました。
- 1位 北川景子
- 2位 檀 れい
- 3位 仲間由紀恵
- 4位 吉永小百合
- 5位 新垣結衣
- 6位 綾瀬はるか
- 7位 中谷美紀
- 8位 石原さとみ
- 9位 有村架純
- 10位 真矢ミキ
いつもきれいにしていて喋り方も素敵だという北川景子がダントツで1位。
これに続き黒木瞳、米倉涼子、蒼井優、松嶋菜々子、松下奈緒、波留、生田絵梨花、比嘉愛未、杉咲花、石田ゆり子など、朝ドラに出演した清潔感の女優さんが多いことがわかります。
上品な人と下品な人との違いは「欲」!?
どのような人が上品に見えるのか?
上品な人になるには、自分の欲を抑えることができる人です。
欲は誰にでもあり、欲を抑えると結果的に上品に見えるのです。
例えば、レストランのバイキングで食べるためにお皿をもって行きますが、たくさん食べたい気持ちからよく自分の皿にこぼれんばかりに取っていく人がいます。
これは食べたいという欲の他に、自分の食べたいものを確保しておく物欲が現れてしまい、食べたいという欲の量が料理の量になってしまい下品に見られやすいのです。
一方で、お皿にかっこよく少しずつ持ってくる人は「欲が出ていない」と言え、これが上品に見えるということです。
また、バイキングではグラタンの上のチーズを先に全部剥がして下のマカロニだけ残す人もいます。相当な下品と言える行為ですよね。
衝撃的な部分では、ジュースなどは大きな樽に入っており、通常はグラスに一杯づつ汲んできますが、中には500mlのペットボトルを持参しボトルいっぱいにして持っていく親子もいるようです。
また服装に関しても、過度に露出している服を着ている女性など自分の魅力ををアピールしたいという欲を抑えていない為、下品な分類に入ってしまいます。
一方、アピール欲を抑えて露出を控えめにし洋服を着ている人はとても上品に見えます。
またアクセサリーをつけすぎている人など自分の持ち物を見てもらいたいという欲が出過ぎるため下品に見えてしまい、一方でアクセサリーを抑えている方が上品に見えるのです。
上品な人になるには間をあける話し方に!?
上品に話せる人になるには、「質疑応答する場合、話し始めに間をあける」のがポイントとなります。
例えば、質問者に答える場合、直ぐ答えるのではなく「ちょっと待たせる」ことです。
互いの会話の中でちょっと間をあけることによって、余裕とか冷静沈着、思慮深いちょっと品のあるように見えるのす。
それが非常によくお出来になっているのが皇室の方々であり、記者団から質問があっても、直ぐ「それはですね~」と答えません。
ちょっと間をおいて「その質問に関しましては・・・」というように非常に思慮深く、余裕のある返答のされ方をしています。
上品な人になるには「語頭が高く語尾が低い抑揚で話す」!?
アナウンサーの中には凄く下品に喋る人が余りいません。実はアナウンサーは「一定のルール」の訓練を受けているからなのです。
例えば、「この違いって何ですか?」と聞く時に、「語頭を高く」言うことにより、どんどん低く下がっていきます。これがアナウンサー的な話し方。これを「語尾を上げていく」と、下品に聞こえ庶民的な話し方になってしまう。
これは、コミュニケーションTPOによって使い分けるのですが、どちらが「上品」かというと「語頭を高く」言う方が品よく聞こえます。「ニュース」を読む時やVTRが「ドキュメンタリー」などのナレーションの場合は、「語頭を高く」言う話し方をしています。
一方「明るいナレーション」の場合、「語尾を上げていく」話し方のほうが楽し気に聞こえたりするので、アナウンサーのように上品な人になるにはここまで使い分けて喋っているようです。
上品な人になるには、立ち振る舞いを最低限に!?
上品に見える一番の「立ち振る舞い」は、「目的のために最低限の動きしかしない」ことです。
例えば、笑う時に、口を大きく開け、手を叩いたり大きな動きをしてしまうと、一見楽しそうに見えるのですが下品に見られてしまいがち。それを「笑っている感じがわかる程度」の最低限の動きにすると、上品に見えるようです。
しかし親しみは前者の方がありますが、上品というより下品さがチラホラ見え隠れしてしまいます。
また、よくTVのオープニングでクレーンカメラに向かって全力で手を振ったりしてからMCが語り始めるという場面があると思いますが、とても楽しい番組が始まるイメージですよね。
上品な番組にと最低限の動きにするとどうなるかというと、間が持たず華やかさが無くなってしまいます。やはりTVのオープニングは多少の下品さはあっても華やかさを保ち続ける為にもリアクションはオーバー気味の方が良さそうです。
上品な人になるには服装の色を意識する!?
上品に見える「服装」は、同系色の色を使うことです。
特に、お笑い系のTVなどで服装も上下同じ色で統一しているゲストさんたちと、上下3色使っている服装で出演しているゲストさんがおりますが、上品になるためにはどの色がいいのでしょうか?
それは、同系色の色を使うとそれぞれの色が主張し合わず、落ち着いた印象になるので上品に見えるようです。
一方、反対色を使うとそれぞれの色が主張し合うため、まとまりがなく下品さが大きく出てしまいます。
上品下品のルーツとは!?
そもそも上品とか下品という言葉は、仏教の九品(くほん)という教えの中に上品(じょうぼん)下品(げぼん)という言葉があり、これが語源だと言われています。
九品というのは、人柄・性格・言葉遣い、行い、心構えなどを9つの段階にランク付けしたもので、そのランクは上から
- 上品(じょうぼん)
- 中品(ちゅうぼん)
- 下品(げぼん)
仏教の言葉で「我が利益、我が利益」と自分の欲ばかり考えている亡者のことを「我利我利」という風に呼んでいます。例えば、「欲しいモノは盗んででも手に入れたい!!」と、自分の欲ばかり考える人はそうした方は「下品」に落ちていくようです。
反対に、「欲を抑えてモノは盗まない!!」と自分の欲を抑えることが出来る人は「中品」に・・・。物を盗むどころか「人に分け与えることができる優しさ、心の大きさ」を持って相手のために尽くしている人などは、「上品」に近づいていくようです。
このことから、
女性にもモテて上品な人になるには、
欲を抑え、立ち振る舞いを最低限に、話し方も間をあけるような余裕の喋り方が一番の方法かと思われます。
我が利益、我が利益と自分の欲ばかり考えている亡者にはならないよう気を付けたいものですね。