国内に限らず飛行場に行くと
オリジナルの色一色やツートンカラー、
白い塗料に文字だけの飛行機が離着陸しています。
特に白色を基準とした飛行機が多いですよね。
これって何か意味が有るのでしょうか?
白い飛行機が多いのはコスト削減と重量問題!?
夜間飛行するとき白色だと目立つから…とか、
白色が格好いいから…などと思いがちですが、
違うのです。
それは飛行機の機体重量に影響があり、
ジャンボジェットの軽量化のため。
そもそも飛行機は性能や構造上、
離陸できる最大重量が決まっており、
機体の重量一つ取っても天候にされやすいのです。
実はジャンボジェットの場合、
一回全塗装するとドラム缶3本(およそ200㎏)使います。
例えば色物の赤とか青で塗装する場合は、
一旦白で塗ってからオリジナルの色を塗装するようで
軽量化するためとはいえ、
ペンキの重さはかなり違ってきます。
重さが変わると燃費に大きく影響してきるので
軽量の方が良いわけです。
飛行機の重量ばかりではなく、
この他にも
白色だと機体が熱を吸収しにくく
客席の温度上昇を抑えられます。
また、オイル漏れや塗装の劣化や腐食など
整備の時に発見しやすいなど
さまざまなメリットがあるのです。