病気事故 funeral

病理・司法解剖で葬儀時間が遅れる?その理由とは

投稿日:2018年2月8日 更新日:

病理・司法解剖はよく検視とも呼ばれ、それにより葬儀開始が遅れてしまいます。

TVでもお分りかと思いますが、ほとんど事件性のある解剖ですよね。

病理解剖と司法解剖それぞれ同じ名前のようですが全く異なります。

Sponsored Link

病理解剖・司法解剖に時間が掛かるその訳とは

病理解剖の場合、一つの病気で旅立たれた方に対し、原因がはっきり特定できない場合など、遺族に許可を頂いた上でその病気の質や治療効果を調べるます。

ある意味では医学発展のための解剖です。

よって内臓のみの解剖で頭部、頸部、手足は解剖しません。

解剖する時間はその解剖する病院によって様々ですがおよそ2時間くらいでしょう。

司法解剖に比べれば早いと思います。

司法解剖は、よくちょっと転んだぐらいで旅立たれたれる方がいます。

それが事故なのか事件性があるのか特定できない場合です。

この場合警察が管轄しますので、法律上遺族の了解なしで行われます。

解剖する箇所も制限がないため、頭部、頸部、手足など執刀医の判断で行われます。

そのため解剖するのに3時間くらい掛かり、警察官が車で運び解剖終了後全体を包帯巻きにされて帰ってきます。

司法解剖

病理・司法解剖に時間が掛かり過ぎると、影響がでる?

病理解剖や司法解剖に時間が掛かり過ぎると、これによりいざ葬儀の準備をするとなると解剖の日数分、打合せが後回しになり決めごとが全く出来ないのが現状です。

まだご自宅に戻られていないのにあれこれと決めごとは不可能です。

知らせを聞いた菩提寺側でも、旅立たれたという連絡を受けただけに留め、日程調整や脇導師などの手配も出来ません。

は唯一遺影(写真)を決めてお預かりすることぐらいでしょうか。

ここはじっと到着を待つのみに留まります。

また、解剖を終えて自宅に到着したとしても、全身包帯巻きにされたその姿を見ただけで遺族の悲しみも増してしまいます。

葬儀の打合せが出来たとしても、故人の対面からややしばらくしてからの時間となり結構遅れが生じてくるというわけです。

Sponsored Link

病理解剖・司法解剖の現場の一室はにぎやかです

葬儀社がよく医大の解剖霊安室に引き取りに行くと、解剖を終え腹部を縫っただけの旅立たれた体が沢山保管されているのを見ます。

病理解剖の場合、腹部を割かれ内臓部分は大学病院など研究材料になるため取られてしまいます。

そのままでは傷口が開いてしまうため、その部分をガムテープのような物で処置したことがありました。

大切な家族が自宅に帰って行く前に別な病院に移され、体を傷つけられるのは何とも可哀想な気持ちになります。

原因がはっきりする事は良いことではあるけれど、家族にしてみれば出来る事ならそのままの身体で帰ってきてほしいと思うのは事実です。

私がもし大切な妻や子供が解剖となれば、断れるなら真っ先に断りますが、時と場合により叶わない場合は残念と思うしかありませんよね。

少しでも参考になれば幸いです。

-病気事故, funeral

Sponsored Link
 

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

血圧急上昇で突然死の危険性:朝編

血圧急上昇で突然死の危険性!?朝の血圧が正常でも危ない5つの原因とは(1/3)

朝起きて意外にやりがちなことで血圧は急上昇してしまいます。 特に朝起きてからの約1時間は、体の中のウォーミングアップが完全ではありません。 そんな中、朝起きて1時間以内に起す意外な行動が、突然死する危 …

流産・死産、知っておこう葬儀の手法

流産死産の場合の葬儀は特殊です。 普通の葬儀と違い葬儀の流れや準備品は大きく変わります。 葬儀社にとっては一番気遣いが重要な行事です。 はじめて小さな命を宿した母親はどんなに嬉しいでしょうか。 しかし …

血圧急上昇で突然死の危険性:昼編

血圧急上昇で突然死の危険性!?昼の血圧が正常でも危ない5つの原因とは(2/3)

これまで血圧を急上昇させてしまう行動を真剣に考えた事がない人が多いと思います。 血圧急上昇は早朝に限らず、 昼間でも血圧急上昇が起こり得る意外な行動が原因で突然死に繋がることがあるのです。 昼間の何げ …

葬儀司会が過剰すぎる演技

葬儀司会が過剰すぎる演技、いまだに泣かそうという理由がわからない

葬儀場での司会者の役割は、感情を表に出さない厳かな司会進行が、一番尊われて行われるべき立場となります。 しかし、未だに「お涙ちょうだい的」な女性司会者が多く、ナレーションがとても不快を感じる会葬者も多 …

家族葬と言われたら

家族葬と言われたら?NGをくらった職場の上司

家族葬と言われたら、一般葬儀のように 「葬儀に参列すること」 「香典を出すこと」 「焼香すること」 「花輪生花やお供物を供えること」は一切受け入れてくれません。 家族葬は喪主や家族で決めた葬儀形態です …

ブログ運営者:大林いっせい

平凡サラリーマンから葬祭業に転身。約30年の葬儀人生を歩む。気が付けば人生の折り返し地点。WEBに興味を持ちはじめ毎日新記事に目を奪われている昭和生まれの編集者。需要が求められて行く現代社会。人間活動の場としてその役割をストリートに変え、素朴な疑問や気になった事などを何でも書き綴っていこうと思います。末永いお付き合いをお願いします。

フリーランス/フューネラルコンサルタント